履歴書の日付の書き方で迷うケースは少なくありません。
「今日の日付でいいのかな?」「郵送する場合はいつにすべき?」と迷う方も多いはずです。細かいルールがわからず、不安に感じることもあるでしょう。
実は、履歴書の日付は単なる数字ではありません。書類に記された情報の「鮮度」と「信憑性」を担保する、タイムスタンプの役割を担っています。
この記事では、履歴書の日付の正しい決め方を解説します。採用担当者に好印象を与える表記マナーも、実務に沿って整理してお伝えします。
- 履歴書の日付を「提出日」にすべき理由と、提出方法ごとの決め方
- 西暦と和暦を統一するための具体的なマナー
- 日付を間違えてしまったときの正しい対処法
1.履歴書の日付はいつが正解?「提出日」を書くのが基本ルール

履歴書の日付欄には、作成日ではなく「企業へ提出する日」を記入するのが基本です。
なぜ「作成日」ではなく「提出日」にする必要があるのでしょうか。主な理由は以下の3点です。
①履歴書の情報の鮮度と信憑性の担保
履歴書は、今現在の氏名や住所、経歴を証明する書類です。
最新の日付が入っていれば、その情報が今まさに届けられたものだとわかります。内容が最新の状態であることの保証にもなります。
②日付でわかる志望度の心理的指標
日付が数ヶ月前のような古いものだと、採用担当者は不審に思います。「別の会社に出した書類の使い回しではないか」と疑われてしまうのです。
提出日に合わせた日付にすることで、その企業のために丁寧に準備した姿勢が伝わります。結果として、熱意のアピールにもつながります。
ビジネス文書としての信頼性を保つため、日付は「書類が手元を離れる日」に合わせましょう。
③労働契約における履歴書の日付の位置づけ
履歴書は、応募先企業との労働契約という手続きの入り口に位置する書類です。労働契約は、労働者と使用者の合意によって成立するとされています。
履歴書に記載する情報や日付も、この合意形成のプロセスで参照される情報のひとつと考えられます。
日付を正確に記載しておくことで、応募時点での学歴・職歴・資格がいつの情報かが明確になります。後々の情報の食い違いを防ぐことにもつながります。
参考:労働契約法第6条(労働契約の成立)|e-GOV 法令検索
参考:民法第522条(契約の成立と方式)|WIKIBOOKS
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履歴書は日付だけでなく、全体の完成度が採用担当者の印象を左右します。
「【例文・テンプレ付き】「選ばれる1枚」になる履歴書の作成方法」の記事では、履歴書作成の基本ルールから採用担当者に響くアピール術まで解説します。
2.提出方法で変わる!ケース別の履歴書の日付の決め方

履歴書をどのように企業へ届けるかによって、記載すべき日付の解釈が異なります。それぞれのケースに合わせた正しい日付は以下の通りです。
- メールで送る場合:メールを送信する当日
- 企業の採用サイトにアップロードする場合:アップロードする当日
- 郵送する場合:郵便局の窓口に持ち込む日、またはポストへ投函する日
- 面接に持参する場合:面接当日の日付
郵送の場合、郵便局の窓口での発送日、またはポストへの投函日を記載します。集配時間後の投函で消印がずれても、1〜2日程度なら実務上の許容範囲とされています。
ただし、あまりに日付が古いものは避けましょう。できるだけ投函する日に合わせて記入するのがおすすめです。
面接に持参する場合は、事前に日付以外を書き終えておきましょう。日付欄だけを当日の朝に記入すれば、万が一の書き直しを防げます。
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履歴書を郵送や手渡しで提出する際は、封筒の書き方にもマナーがあります。
「新卒向け履歴書封筒の書き方と郵送・手渡しの注意点」の記事では、履歴書封筒の選び方や郵送・手渡し時の注意点について解説します。
3.西暦か和暦か?履歴書の日付表記で守るべき「統一」のルール

履歴書は「2026年」のような西暦、「令和8年」のような和暦のどちらで書いても構いません。ただし、以下のルールを必ず守りましょう。
履歴書全体で日付表記を必ず統一する
一番大切なのは、履歴書の中で西暦と和暦を混ぜないことです。
例えば、提出日は和暦なのに生年月日や学歴が西暦になっていると、表記の統一感を欠いてしまいます。特に外資系企業やIT業界では、国際標準である西暦の方が好まれる傾向にあります。年数計算がしやすいことも理由の一つです。
「配慮が足りない」という印象を与えないよう、必ずどちらかに揃えてください。
書類のフォーマットや表記の細部まで丁寧に整えられているかどうかは、意外と見られています。採用担当者が応募者の几帳面さや仕事に対する姿勢を推し量る材料の一つになると考えられます。
実際、選考時に重視する要素として「人柄」を挙げる採用担当者が最多という調査結果もあります。日付や表記の統一といった細部への配慮が、書類を通じた第一印象に影響する可能性を考慮しましょう。
履歴書と職務経歴書・封筒の日付表記を合わせる
履歴書だけでなく、職務経歴書や添え状(送付状)の日付も、履歴書の表記と統一させましょう。
提出直前に、複数の書類を並べて見比べることをおすすめします。日付や西暦・和暦の表記に食い違いがないか、最終確認しておくと安心です。
履歴書の日付の具体的な書き方の注意点
- 数字は「算用数字(1, 2, 3)」を使う(横書きの場合)
- 元号は「R」や「H」のように略さず「令和」「平成」と正しく書く
- 元号が変わった年は「1年」ではなく「元年」と記載するのが正式な作法
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履歴書と一緒に提出する送付状も、日付表記を統一する重要な書類です。
「履歴書に添える送付状の書き方・マナーを解説【テンプレートあり】」の記事では、送付状の書き方やマナーについて解説します。
4.履歴書の日付を間違えたらどうする?訂正のルールと対処法

履歴書は公的な性格を持つ書類です。書き間違えた場合の対応にも注意しましょう。
日付を間違えた場合は原則「一から書き直し」
履歴書は応募者の分身であり、契約の基礎となる公的書類です。
修正跡がある書類は、「志望度」や「誠実さ」に対する否定的な印象を招くリスクがあります。
「志望度が低い」「丁寧さに欠ける」と判断されるリスクもあるため、新しい用紙で書き直すのが基本です。
パソコンやアプリで履歴書を作成する人が増えており、手書きにこだわらない採用担当者も少なくありません。一方で、訂正に対する見方は依然として厳しいままです。
あるアンケートでは、アルバイト採用担当者の約4割が、正式な訂正印があってもマイナスの印象を持つと回答しています。
出典:バイト履歴書の誤字脱字、修正テープや修正液で直して良い?|タウンワーク
履歴書提出後に日付のミスに気づいた場合
もし提出した後に間違いに気づいても、焦って自分を責める必要はありません。1〜2日程度のわずかなズレなら、それだけで不採用になることは稀です。
ただし、年号を大きく間違え、経歴に矛盾が出てしまう場合もあります。そうしたときは、早めに電話やメールで連絡を入れましょう。
「先ほど提出した履歴書の日付に誤りがありました」と正直に伝えましょう。ミスを迅速に自ら報告する行動は、コミュニケーション能力や責任感の強さを示す要素にもなります。
こうした誠実なリカバリーは、就職・転職活動における心理的な備えとしても大切な視点です。ミスを隠さず迅速に対応することが、信頼を守るための大切なステップになります。
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履歴書の記入ミスは、修正テープではなく正しい対処法で対応することが大切です。
「書類に修正テープがダメな理由|履歴書でのNG理由と訂正方法」の記事では、修正テープがNGとされる理由と正しい訂正方法について解説します。
5.履歴書の日付に関するよくある質問
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面接の日程が変更になった場合、持参する履歴書の日付はどうすればいいですか?
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変更後の面接当日の日付に書き直すのが基本です。事前に日付以外を記入しておきましょう。変更後の面接日の朝に日付欄だけ記入すれば、急な日程変更にも対応しやすくなります。
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複数の企業に応募する際、履歴書の日付を使い回すとバレますか?
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日付が古いままだと、「他社に提出した書類の流用ではないか」と思われる可能性があります。応募のたびに日付を確認しましょう。提出日に合わせて書き直すことをおすすめします。
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郵送で土日や祝日をまたぐ場合、日付はどう書けばいいですか?
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郵送の場合は、実際にポストへ投函した日、または郵便局窓口へ持ち込んだ日を記載します。土日祝日をまたいでも、その日をそのまま書けば問題ありません。
6.履歴書の日付は正しく記入して好印象につなげよう
履歴書の日付は「情報のタイムスタンプ」です。最新の情報を誠実に届けようとする姿勢を示します。
- 日付は「企業への提出日」に合わせる
- 西暦と和暦は、書類全体でどちらかに統一する
- 間違えたときは、できるだけ一から書き直して丁寧な書類を目指す
これらのマナーを守ることは、単なる形式ではありません。読み手である採用担当者がスムーズに確認できるようにする配慮でもあります。
丁寧な書類作りを通じて、誠実な人柄を採用担当者にしっかりと届けていきましょう。
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西暦と和暦の変換に迷ったときは、早見表を活用すると便利です。
「卒業年度計算・早見表【2026・27年】履歴書の西暦和暦網羅」の記事では、卒業年度の西暦・和暦を一覧で確認できる早見表を紹介します。