営業事務の志望動機は、「なぜ一般事務ではなく営業事務なのか」「営業部門にどう貢献できるのか」を具体的に示せるかどうかで評価が分かれます。
営業事務は、受発注管理や見積書作成、納期調整などを通じて営業担当者を支え、企業の売上づくりを後方から支える職種です。一方で事務職は応募者が多く、厚生労働省の統計でも求職者数が求人数を上回る状況にあります。
本記事では、営業事務の役割と採用担当者が見ているポイントを整理したうえで、志望動機を「結論→根拠→展望」の3ステップで組み立てる方法を解説します。
- 一般事務と営業事務の明確な役割の違いと、採用側が評価するポイント
- 説得力を持たせる志望動機の「3ステップ構成」と経歴別の具体例
- 書類選考や面接でのNGパターンと、それを回避するための改善策
1.営業事務の役割と評価される志望動機の考え方

営業事務の志望動機を作成する前に、まずは職種の役割を正確に理解しておきましょう。
企業が営業事務に何を求めているかを把握することで、的を絞ったアピールができます。
一般事務と営業事務の違いは「営業活動・売上への貢献度」
一般事務が社内向けの定型業務や管理業務を主とするのに対し、営業事務は営業部門の一員として、企業の売上づくりに近い立場で働くポジションです。
社内外の関係者とやり取りしながら、外出中の営業担当者が何を必要としているかを先読みして準備する「能動的なサポート」が求められます。
厚生労働省の統計を見ると、一般事務従事者の有効求人倍率は0.29倍(2026年8月)と、職業計の1.17倍を大きく下回っています。
| 職業 | 有効求人倍率(2026年8月・常用/パートを除く) |
|---|---|
| 職業計 | 1.17倍 |
| 一般事務従事者 | 0.29倍 |
| 営業・販売事務従事者 | 0.88倍 |
| 営業職業従事者 | 2.20倍 |
| 商品販売従事者 | 1.92倍 |
| 接客・給仕職業従事者 | 1.64倍 |
| 介護サービス職業従事者 | 3.50倍 |
出典:厚生労働省|一般職業紹介状況(令和8年8月分)について(参考統計表をもとに作成)
営業事務が含まれる「営業・販売事務従事者」の有効求人倍率は0.88倍です。一般事務よりは高いものの1倍を下回っており、求人数よりも求職者数が多い状況にあります。
そのため、「座ってできる仕事が良い」「ルーティンワークが得意」といった受け身の理由だけでは、ほかの応募者との差をつけにくくなります。
営業組織の業績向上を支える視点を盛り込むことが重要です。
一方で、営業職業従事者の有効求人倍率は2.20倍と、求人に対して人材が集まりにくい状況です。限られた人数の営業担当者で成果を上げるには、事務作業を引き受けて営業活動に充てる時間を確保する後方支援が欠かせない、と読み取ることもできます。
志望動機で「営業担当者が商談や顧客対応に集中できる環境をつくりたい」と伝えることは、こうした企業側の事情にも沿ったアピールになり得ます。
採用担当者が営業事務の志望動機で見ている3つのチェックポイント
採用担当者は、志望動機を通じて以下の3点を確認しています。
この3点はいずれも独立した項目ではありません。
「職種理解」「企業理解」「貢献イメージ」がひとつの文章の中で自然につながっているかどうかを、採用担当者は総合的に見ています。
志望動機を書き終えたら、この3点がすべて盛り込まれているか見直してみましょう。
応募先の営業スタイルを調べると「企業を選んだ理由」が具体的になる
「なぜこの企業なのか」を書く際は、応募先の営業スタイルを確認しておくと、営業事務として担う業務を具体的にイメージしやすくなります。
営業スタイルによって、営業事務の業務で比重が高くなりやすい内容は異なります。代表的な例を以下に整理しました。
| 営業スタイル | 営業事務の業務で比重が高くなりやすい例 | 志望動機で結びつけやすい経験・強み |
|---|---|---|
| ルート営業(既存顧客中心) | 定期的な受発注処理、納期調整、在庫確認 | 正確さ、継続的な関係づくり、ミスを防ぐ工夫 |
| 新規開拓営業 | 提案資料・見積書の作成、顧客リストの管理 | 処理スピード、資料作成、データ整理のスキル |
| 反響営業(問い合わせ対応中心) | 問い合わせの一次対応、営業担当者への引き継ぎ | 電話応対、接客経験、相手の要望を聞き取る力 |
上記は一般的な傾向であり、実際の業務範囲は企業によって異なります。求人票の仕事内容や企業の採用ページ、商品・サービスの紹介ページなどから営業スタイルを読み取り、自分の経験と重なる部分を志望動機に反映させましょう。
2.差がつく営業事務の志望動機の基本構成【3ステップ】

志望動機を書く際は、情報を論理的に整理することが重要です。
以下の3ステップに沿って構成することで、採用担当者が求める情報を過不足なく伝えることができます。
1. 結論(営業事務を志望する理由・企業を選んだ理由)
文章の冒頭では、結論から端的に伝えます。なぜ営業事務という職種を選んだのか、そしてなぜその企業を志望しているのかを、最初の1〜2文で明確にしましょう。
結論を先に示す書き方は、PREP法(プレップ法)と呼ばれる文章の型を参考にすると組み立てやすくなります。
PREP法は、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論の再提示)」の順に話を進める方法で、それぞれの頭文字をとってPREPと呼ばれます。
後述する「事務職から営業事務を目指す場合」の例文をPREP法に当てはめたものは以下のとおりです。
| 要素 | 内容 | 志望動機での例 |
|---|---|---|
| Point(結論) | 何を伝えたいか | 営業事務として、営業チームの売上づくりを支えたい |
| Reason(理由) | なぜそう考えるのか | 前職で業務改善に取り組むなかで、売上に直接つながる仕事に関わりたいと考えた |
| Example(具体例) | 理由を裏付ける経験 | マクロで集計業務を自動化し、部署全体の月間作業時間を約20時間削減した |
| Point(結論の再提示) | 改めて何をしたいか | この経験を活かし、営業担当者が商談に集中できる環境づくりに貢献したい |
本記事の3ステップに置き換えると、最初の「Point」がステップ1の結論、「Reason」と「Example」がステップ2の根拠、最後の「Point」がステップ3の展望にあたります。
冒頭で結論がわかると、採用担当者は後に続くエピソードを「結論を裏付ける根拠」として読み進められるため、内容が伝わりやすくなります。
2. 根拠(これまでの経験と具体的なエピソード)
結論の次には、その理由を裏付ける具体的なエピソードを記載します。
エピソードを整理する際に役立つのが、STARメソッド(スター・メソッド)と呼ばれるフレームワークです。
STARメソッドは、過去の経験を「Situation(状況)」「Task(課題)」「Action(行動)」「Result(結果)」の4つの要素に分けて整理する方法で、それぞれの頭文字をとってSTARと呼ばれます。自己PRや面接での回答づくりにもよく用いられる考え方です。
先ほどと同じ「事務職から営業事務を目指す場合」のエピソードをSTARメソッドで整理すると、次のようになります。
| 要素 | 整理する内容 | 営業事務志望での例 |
|---|---|---|
| Situation(状況) | どのような立場・環境だったか | 一般事務として、部署の売上データの集計を担当していた |
| Task(課題) | どのような問題や目標があったか | 手作業での集計に、毎月多くの時間がかかっていた |
| Action(行動) | 課題に対して自分が何をしたか | Excelのマクロを習得し、集計作業を自動化した |
| Result(結果) | 行動の結果、どのような変化があったか | 部署全体の月間作業時間を約20時間削減した |
志望動機は文字数が限られているため、4つの要素すべてを詳しく書く必要はありません。とくに「行動」と「結果」を具体的に書くと、自分の強みが伝わりやすくなります。
結果は抽象的な言葉を避け、可能な限り数値(件数・時間・割合など)で示すと説得力が増します。
数値で示しにくい場合は、「営業担当者から感謝された」「同じミスが起きなくなった」など、周囲の反応や業務の変化を書くとよいでしょう。
3. 展望(入社後に強みをどう活かして貢献するか)
最後は、入社後の展望で締めくくります。
前段で提示した自身のスキルや経験が、応募先企業の事業や営業活動にどう貢献できるのかを述べます。
「強み」は、応募先企業の課題解決や目標達成に結びついて初めて価値を持ちます。
企業が求めている役割と、自分ができることの重なりを意識して記述します。
たとえば「営業担当者が商談に集中できるよう、見積書作成や納期調整を迅速に引き受ける」のように、担う業務と貢献の形をセットで書くと、入社後の姿が伝わりやすくなります。
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3ステップでの文章化に苦手意識がある場合は、作成ツールを活用するのも一つの方法です。
「志望動機作成ツール比較10選|AIで人事に響く文章を作る戦略」の記事では、AIを思考の整理に役立てる志望動機作成のコツについて解説します。
3.【立場・経験別】営業事務の志望動機例文と作成のコツ

ここからは、応募者の経歴や立場に合わせた志望動機の例文と、作成の際のコツを紹介します。
以下の例文はテンプレートです。実際に使用する際は、応募先企業の事業内容や特徴に関する記述を、自身が調べた正確な情報に置き換えてください。
いずれの例文も、前章で解説した「結論→根拠→展望」の3ステップに沿って、段落ごとに構成しています。
未経験者(接客・販売・サービス業など)からの転職
接客や販売職の経験者は、対人折衝力や顧客の潜在的なニーズを汲み取る力をアピールできます。
(例文)
営業担当者と顧客をつなぎ、先回りしたサポートで売上づくりを支えたいと考え、営業事務を志望いたしました。なかでも、顧客に寄り添った提案型営業を強みとする貴社であれば、販売職で培った「傾聴力と先回りした対応力」を最も活かせると考えております。
前職の販売職では、商品選びに迷うお客様が多いことが課題でした。そこで、会話から用途や予算を聞き取り、候補を絞って提案することを徹底しました。その結果、店長から接客マニュアルづくりを任され、店舗の売上目標の達成にも貢献しました。
入社後は商品知識をいち早く習得し、営業担当者が本来の営業活動に専念できるよう、正確かつ迅速なサポートでチームの目標達成に貢献したいと考えております。
この例文のポイント:冒頭で職種と企業を選んだ理由を示し、根拠では「課題→行動→結果」の流れで販売職での経験を説明しています。数値で示しにくい成果は、「接客マニュアルづくりを任された」という周囲からの評価で補っています。
営業職から営業事務へキャリアチェンジする場合
営業職出身者は、営業現場のリアルな課題や営業プロセスの全体像を理解している点が大きな強みです。
(例文)
営業担当者が顧客と向き合う時間を増やす後方支援の役割を担いたいと考え、営業事務を志望いたしました。新規事業の拡大期にあり、営業部門の業務効率化を進めている貴社であれば、営業経験を活かしたサポートができると考えております。
前職では個人向け営業を担当していましたが、見積書や契約書類の作成に追われ、顧客対応の時間を十分に取れないことが課題でした。そこで営業事務の方と相談して書類のテンプレートを整備し、作業を分担したところ、月の顧客訪問件数を約1.5倍に増やせました。この経験から、後方支援の質が営業成果を左右することを実感しました。
営業職として培った現場感覚を活かし、営業担当者が求める資料やデータを先回りして準備することで、貴社の売上拡大に貢献したいと考えております。
この例文のポイント:根拠で「書類作成に追われる」という課題と、テンプレート整備による改善を示すことで、営業職から営業事務を選ぶ理由に説得力を持たせています。営業成績の紹介ではなく、サポート側に回りたい理由を中心に据えることで、キャリアチェンジに一貫性が生まれます。
事務職(一般事務・他事務)から営業事務を目指す場合
一般事務や経理などの経験者は、正確な事務処理能力やPCスキル、業務改善の意識をアピールします。
(例文)
営業事務として、営業チームの売上づくりを支えたいと考え、志望いたしました。営業部門のスピード感を重視している貴社であれば、前職で培った正確な事務処理と業務効率化のスキルを活かせると考えております。
前職の一般事務では、部署の売上データの集計を担当していました。手作業での集計に毎月多くの時間がかかっていたため、Excelのマクロを習得して集計作業を自動化し、部署全体の月間作業時間を約20時間削減しました。業務改善に取り組むなかで、売上に直接つながる仕事に関わりたいという思いが強くなりました。
入社後は、正確な事務処理能力とExcelを活用した業務効率化のスキルを活かし、営業担当者が商談に集中できる環境づくりに貢献したいと考えております。
この例文のポイント:前章のPREP法・STARメソッドの解説で取り上げた例文です。「結論→根拠→展望」の流れに沿い、「月間約20時間削減」という数値で業務改善の実績を示しています。
営業事務経験者がキャリアアップ・環境変更を目指す場合
同職種からの転職では、前職での具体的な実績(処理件数の向上、ミスの削減、営業担当者からの評価など)を定量的に示します。
(例文)
より幅広い商材を扱い、裁量を持って営業チームを支援したいと考え、貴社の営業事務を志望いたしました。変化の激しいITソリューション事業を展開する貴社であれば、現職で培った柔軟な対応力をさらに活かせると考えております。
現職では営業事務として、受発注管理や見積書作成、納期調整を担当しています。月間約500件の受発注データを扱うなかで入力ミスを防ぐため、チェックリストを作成してダブルチェックの手順を整え、ミスなく処理を続けてきました。急な納期変更の際には製造部門や物流部門と調整し、納品の遅れを防いできました。
これらの経験を活かし、営業担当者と顧客の双方が安心できるスムーズな取引を実現し、貴社事業の成長に貢献いたします。
この例文のポイント:処理件数などの定量的な実績に加え、ミスを防ぐための具体的な工夫を示すことで、即戦力であることを伝えています。転職で実現したいこと(扱う商材の幅や裁量)を、現職への不満ではなく前向きな理由として表現している点も評価につながります。
新卒・第二新卒(部活・サークル・バイト経験の活用)
実務経験がない場合は、学生時代の課外活動やアルバイトで「人をサポートした経験」を営業事務の適性に変換します。
(例文)
周囲の人が力を発揮できるよう先回りして支える仕事に魅力を感じ、営業事務を志望いたしました。若手のうちから裁量を与えられ、チームで目標に向かう社風のある貴社であれば、学生時代に培った強みを活かせると考えております。
所属するゼミでは、研究発表の準備が締め切り直前に集中することが課題でした。そこで私はスケジュール管理と資料作成のサポート役を担い、教授やメンバーの要望を事前にヒアリングして、必要なデータをわかりやすく整理して共有しました。その結果、準備が円滑に進み、メンバーから「発表に集中できた」と感謝されました。
入社後は、ゼミ活動で培った「相手の意図を汲み取り、先回りして行動する力」を活かして一日も早く業務を習得し、営業部門の成果に貢献したいと考えております。
この例文のポイント:実務経験がない分、ゼミでのサポート経験を「課題→行動→結果」の流れで具体的に説明し、営業事務に通じる強みに言い換えています。部活動のマネージャーやアルバイトでの経験も、同じ考え方で志望動機に活かせます。
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未経験からのキャリアチェンジで不安が大きい場合は、転職活動全体の進め方も確認しておくと安心です。
「未経験からの転職は怖くない!成功に導く3つの視点とステップ」の記事では、未経験転職を成功に導く視点とステップについて解説します。
4.営業事務の志望動機に組み込みたいアピールスキルと資格

営業事務の業務に直結するスキルや資格を志望動機に組み込むことで、即戦力性や学習意欲を示すことができます。
正確性と処理スピード(受発注・書類作成)
見積書や請求書、受発注データなどの数値や情報を扱うため、正確な処理能力は必須要件です。
日々の業務において、ミスを防ぐためにどのような工夫をしてきたか(ダブルチェックの徹底、チェックリストの活用など)を具体的に記載します。
コミュニケーション能力と社内外での調整力
営業担当者だけでなく、顧客や製造部門、物流部門など、社内外の多様な関係者と連絡を取り合う「つなぎ役」を担います。
単に人と話すのが得意というだけでなく、利害が対立する場面での調整や、納期遅延などのトラブルに際して冷静に対処した経験が評価されます。
臨機応変な対応力とスケジュール管理(優先順位・納期)
営業事務の仕事では、急な見積もり依頼や納期変更など、予定外の業務が発生しやすくなります。複数の営業担当者から同時に依頼を受けることもあるため、優先順位を判断しながら期限内に仕上げる力が求められます。
志望動機では、複数の業務を並行して進めた経験や、締め切りから逆算してスケジュールを組んだ経験を具体的に示すと、営業事務への適性が伝わりやすくなります。
PCスキルや業務効率化の意識(Excel、MOS、日商簿記など)
関数(VLOOKUPなど)を用いたデータ集計や、Word、PowerPointでの資料作成スキルは、営業事務の日常業務で頻繁に求められます。
これらを客観的に証明するため、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)などの関連資格を記載することは有効です。
また、日商簿記検定など数値管理の基盤となる資格も、請求や売上集計の業務に対する適性を示すものとして評価につながります。
営業事務の志望動機で言及しやすいおすすめ資格一覧
志望動機や自己PRで言及しやすい代表的な資格を一覧にまとめました。
取得済みの資格があれば、志望動機の「根拠」部分で具体的に触れると説得力が増します。
| 資格名 | 主催・運営 | 証明できるスキル | 営業事務での活かし方 |
|---|---|---|---|
| MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト) | オデッセイ コミュニケーションズ | Word・Excel・PowerPointの実務スキル | 資料作成・データ集計・関数活用の実務力を客観的に証明できる |
| 日商簿記検定 | 日本商工会議所 | 簿記・会計の基礎知識 | 請求書発行や売上集計など、数値を扱う業務への適性を示せる |
| 秘書検定(秘書技能検定) | 公益財団法人 実務技能検定協会 | ビジネスマナー・電話応対・来客対応 | 社内外との折衝や取引先対応での丁寧さ・気配りをアピールできる |
| ビジネス実務マナー検定 | 公益財団法人 実務技能検定協会 | ビジネスマナー全般の理解 | 未経験者が社会人としての基礎スキルを補強する材料になる |
| P検 | 株式会社ベネッセコーポレーション | 情報活用力(ITツールの活用・DXリテラシー) | MOSと合わせて、PCやITツールを業務に活かす力を幅広く示せる |
いずれの資格も、取得していること自体より「業務でどう活かせるか」を志望動機に落とし込むことが重要です。
受験料や試験日程などの最新情報は、各資格の公式サイトで確認してください。
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コミュニケーション能力を志望動機の中でどう表現すればよいか迷う方もいるでしょう。
「【例文付】自己PRでの企業が求めるコミュニケーション能力とは」の記事では、企業が評価するコミュニケーション能力のアピール方法について解説します。
5.営業事務で避けるべきNGな志望動機と改善パターン

書類選考でマイナス評価を受けやすい志望動機の典型例と、その改善方法を解説します。
「サポートが好き」にとどまり具体的な行動がない
「縁の下の力持ちとして支えたい」「人をサポートするのが好き」という表現は、それだけでは抽象的です。
採用担当者は、どのような状況で、どのような具体的な行動をもってサポートを行い、どのような成果を出したのかを知りたいと考えています。
過去の経験を振り返り、「顧客の要望を引き出し、資料を再構成したことで成約につながった」など、ビジネス上の貢献が伝わる具体的なエピソードに書き換えましょう。
残業の少なさや休日など待遇面のみを理由にしている
「残業が少なそうだから」「土日が休みだから」「ノルマがないから」といった条件面のみを志望理由にすると、仕事に対する意欲が伝わりません。
働きやすさは企業選びの大切な要素ですが、志望動機としては一要素に過ぎません。
志望動機の主軸は、あくまで「その企業でどのような業務を行い、どう貢献したいか」に置くべきです。事業内容や社風、自身のスキルが活かせる点に焦点を当てて構成します。
営業職出身者が営業実績のアピールに終始している
営業職から営業事務を目指す場合、営業成績や受賞歴などの実績を中心に書いてしまうケースがあります。実績そのものは評価材料になりますが、そればかりが続くと「なぜ営業職を続けないのか」という疑問が残ります。
営業経験は「営業担当者がどのようなサポートを求めているかを理解している」という根拠として使い、サポート側に回りたい理由と、その経験を営業事務でどう活かすかに重心を置いて書き直しましょう。
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他にも見落としがちなNGパターンがないか、あわせて確認しておくと安心です。
「志望動機のNGは「言葉」より「論理」|NGをOKにする例文解説」の記事では、面接で落ちる理由と論理的な伝え方について解説します。
6.営業事務の書類選考・面接で伝わる志望動機の伝え方
完成した志望動機を履歴書に記載し、面接で伝える際の最終確認ポイントを解説します。
文字数の目安(300〜400文字程度)と推敲のコツ
履歴書や職務経歴書の志望動機欄は、適切な分量でまとめる必要があります。
応募先から文字数の指定がない場合、一般的な目安は300〜400文字程度です。短すぎると意欲が伝わりにくく、長すぎると要点がぼやけてしまいます。文字数の指定がある場合は、その指定に従いましょう。
推敲する際は、一文を短くし(目安として50文字以内)、主語と述語のねじれがないかを確認します。
また、声に出して読むことで、リズムが良く説得力のある文章になっているかを客観的にチェックできます。
面接で口頭発表する際の伝え方
面接において志望動機を伝える際は、履歴書に書いた内容を一言一句そのまま暗記して読み上げるのは避けましょう。書類に記載した内容をベースにしつつ、話し言葉で自然に伝えられるように準備します。
オンライン面接の場合は、カメラのレンズを見て話し、対面の時よりも少し大きめの声で、はきはきと発音することを心がけます。
質問の意図を汲み取り、結論から答えるコミュニケーションスタイルそのものが、営業事務としての適性を示すアピールになります。
7.営業事務の志望動機に関するよくある質問

営業事務を志望するうえでよくある質問をまとめました。
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パート・派遣の経験しかありませんが、営業事務の正社員を志望する場合はどう書けばよいですか?
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雇用形態そのものよりも、これまで担った業務内容と、そこで培った正確性や調整力を具体的に伝えることが重要です。
パート・派遣期間中に経験した受発注対応や電話・来客応対などを、営業事務の業務内容と結びつけて記載し、そのうえで「より裁量を持って継続的に貢献したい」という正社員志望の理由を加えると、説得力のある志望動機になります。
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営業事務と営業アシスタント・営業サポートでは、志望動機の書き方を変える必要がありますか?
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呼称は企業によって異なりますが、求められる役割(後方支援・営業担当者のサポート)が近い場合、志望動機の基本構成を大きく変える必要はありません。
ただし求人票に記載された具体的な業務範囲(受発注管理中心か、資料作成中心かなど)を確認し、自身の経験の中でどの部分が特に活かせるかを絞り込んで記載すると、より的確な志望動機になります。
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志望動機と自己PRで内容が重なってしまう場合は、どう書き分ければよいですか?
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志望動機は「なぜこの職種・この企業なのか」と入社後の貢献に、自己PRは「自分の強みと、それを裏付ける経験」に軸を置くと書き分けやすくなります。
同じエピソードを使う場合は、志望動機では営業事務や応募先企業との接点を、自己PRでは強みが発揮された場面や成果を中心に説明すると、内容の重複を避けられます。
8.説得力ある営業事務の志望動機を作ろう

営業事務の志望動機は、「結論→根拠→展望」の3ステップで構成することで、採用担当者に説得力を持って伝わります。
応募先の営業スタイルを踏まえ、自身の経歴に応じた具体的なエピソードを盛り込みましょう。待遇面ではなく「その企業でどう貢献したいか」を軸に据えることが、選考通過への近道です。
本記事の例文やチェックポイントを参考に、自分自身の経験に置き換えて志望動機を仕上げてみてください。