今の時代、履歴書を手書きで作成するのは少数派?スマホのアプリを使えば、いつでもどこでも、効率的に質の高い履歴書が作成できます。
しかし、「どのアプリを選べばいいかわからない」「アプリで作った履歴書って、本当に提出して大丈夫?」と、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、本当に使える履歴書作成アプリ8選をご紹介します。失敗しないアプリの選び方から、コンビニで綺麗に印刷するコツ、採用担当者に好印象を与えるための注意点まで、詳しく解説します。
この記事を読めば、アプリで簡単に「選ばれる履歴書」を作成するノウハウが身につきます。
- 目的(転職・バイトなど)に合った最適な履歴書アプリ
- 採用担当者に好印象を与えるための、アプリ利用時の具体的な注意点
- プリンターが無くても、スマホだけで応募書類を完成させる全手順
1.もう手書きは古い?8割以上が実感する「スマホだけで転職活動」の時代

「スマホだけで転職活動をするなんて、少し不安…」と感じるかもしれません。しかし、株式会社マイナビの調査によれば、転職者の81%の人が「スマホだけで転職活動ができる」と感じていると回答しています。
参考:マイナビ スマホだけで転職活動できる? 便利なアプリや履歴書の作成方法を紹介!
転職活動者がスマホを特によく使うのが「求人情報の検索」だと答えていますが、履歴書の作成においてもすべてを手書きでやっているという方はかなり少数派のようです。
スマホアプリを活用した書類作成は、もはや特別なことではなく、むしろスタンダードな手法であると考えられます。時間を有効活用し、より戦略的に活動を進めるために、履歴書アプリは今や転職に必須のツールと言えるでしょう。
2.失敗しない履歴書アプリの選び方5つのポイント

自分に合った履歴書作成アプリを見つけるために、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
Point 1: 「新卒」「転職」など自分の用途に合ったテンプレートがあるか
アプリによって搭載されているテンプレートは異なります。厚生労働省推奨様式の履歴書はもちろん、新卒用、アルバイト用など、自分の応募する職種や立場に適したフォーマットが用意されているかを確認しましょう。
性別の表記がない、職歴の欄が大きく充実しており、自分の実績がアピールしやすいなど、テンプレートによってそれぞれ特徴があるので、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
Point 2: PDFで出力でき、コンビニ印刷に対応しているか
作成した履歴書は、PDF形式で出力できるのが基本です。自宅にプリンターがない場合でも、PDFをスマホに保存できれば、コンビニのマルチコピー機で簡単に印刷できます。
アプリがPDF出力と共有機能に対応しているかは必ず確認してください。
Point 3: 学歴・職歴の自動計算や例文など、入力補助機能は充実しているか
入学・卒業年度の自動計算機能や、自己PR・志望動機の例文機能は、作成の手間を大幅に削減してくれます。
特に、入力ミスを防ぎ、より質の高い内容に仕上げるためには、これらの補助機能が非常に重要です。
Point 4: スマホで撮った写真を証明写真として使えるか
証明写真機や写真館で撮影すると、時間もお金もかかります。
多くのアプリには、スマホで撮影した写真を証明写真用に加工・貼り付けできる機能が搭載されています。手軽さとコストを重視するなら、この機能は欠かせません。
Point 5: AIによる自己PR作成支援など、最新機能の有無
最近では、AIが自己PRや志望動機の作成をサポートしてくれる高機能なアプリも登場しています。
また、AIアシスタント機能が搭載されていれば、文章作成が苦手な方でも、採用担当者の心に響くアピール文を効率的に作成できます。
3.【徹底比較】履歴書作成アプリおすすめ人気ランキング8選

ここでは、履歴書の作成に悩む方の立場に立って厳選した、おすすめの履歴書作成アプリをランキング形式でご紹介します。
1位:マイナビ転職 公式アプリ

大手転職サイト「マイナビ転職」の公式アプリです。
特徴は、アプリ内で履歴書や職務経歴書を作成できるだけでなく、そのまま求人検索から応募までを一貫して行える点にあります。転職活動のプロセスを一つのアプリで管理したい方に向いています。
【料金:無料】
2位:doda 公式アプリ

転職サービス「doda」が提供する公式アプリです。こちらも履歴書・職務経歴書の作成から求人応募までが可能です。
専門職やハイクラス向けの求人も多く扱っており、スカウト機能なども充実しているため、転職の選択肢を広げたい場合に役立ちます。
【料金:無料】
3位:履歴書作成(インディード)

求人情報サイトIndeedが提供する、履歴書作成に特化したアプリです。特に好評なのが、アカウント登録が不要で、インストール後すぐに利用を開始できる手軽さが大きなメリットです。
シンプルな操作で、まずは一度アプリで履歴書を作ってみたいという方に適しています。
【料金:無料】
4位:らくらく履歴書

多くのユーザーから支持されている定番の履歴書作成アプリの一つです。
直感的に操作できるシンプルなインターフェースが特徴で、迷うことなく書類を作成できます。コンビニ印刷にもスムーズに対応しており、幅広いニーズに応えるバランスの取れたアプリです。
【料金:無料】
5位:レジュメ(タウンワーク提供)

アルバイト探しでおなじみの「タウンワーク」が提供する履歴書作成アプリです。
アルバイトやパートの応募に特化したフォーマットや入力項目が用意されており、そのままタウンワークの求人に応募できる点が便利です。
【料金:無料】
6位:履歴書メーカー

転職用、新卒用、アルバイト用など、複数のテンプレートを搭載しているアプリです。
PDFとして出力する際に、フォントの種類や文字サイズを調整できるなど、書類の細かな体裁にこだわりたい場合に便利な機能を備えています。
【料金:無料(アプリ内課金あり)】
7位:履歴書作成 レジュメ(旧レジュコ)

白を基調としたクリーンなデザインと、分かりやすく整理された入力画面が特徴のアプリです。スムーズに作成を進められる操作性の良さがあります。
現在iOS版のみの提供です。
【料金:無料(アプリ内課金あり)】
8位:履歴書カメラ(リクルート提供)

履歴書に貼付する「証明写真」の作成に強みを持つアプリです。
スマホで撮影した写真の背景を消したり、肌を補正したりする機能が充実しています。もちろん履歴書作成機能も備わっており、特に写真のクオリティを上げたい方におすすめです。
【料金:無料】
▼合わせて読みたい
履歴書写真を無料アプリで用意したい方には、こちらの記事がおすすめです。この記事を読むと、スマホの自撮りで好印象を与える履歴書写真が、簡単に撮影できます。
4.アプリ任せは失敗のもと!履歴書作成アプリを使いこなすための3つのコツ
履歴書を全面的にアプリに作ってもらおうとすると、誤字脱字を見落としたり、うっかりして印刷時に大切な部分が欠けてしまったり、改行が不自然になっていたりすることがあります。
また、もしそのまま送ってしまい、小さなミスが発覚した場合は、履歴書作成をアプリ任せにしたことがバレバレになり、恥ずかしい思いをしたり、やる気がないと思われてしまう可能性も。
写真のクオリティーや雰囲気にも注意が必要です。履歴書用の写真は自宅でも手軽に撮影できますが、TPOに合った服装で臨むようにしましょう。
せっかくの履歴書作成をアプリ任せにして大失敗!ということがないよう、履歴書作成アプリを使いこなすためのコツをまとめました。
使いこなすための3つのコツ
アプリを使った場合も、履歴書は「自分の文章である」という意識を持ち、すべて最終チェックは自分で行うようにすると、間違いがありません。
5.履歴書アプリに関するよくある質問(FAQ)

履歴書アプリを使ううえで皆さんが疑問に思われること、よくある質問ををまとめてみました。
Q1. アプリで作った履歴書を提出しても大丈夫?
全く問題ありません。むしろ、手書きよりも読みやすく、整然としているため、採用担当者からの評価が高いケースも多いです。誤字脱字のリスクも減らせるため、積極的に活用すべきです。
Q2. プリンターがない場合、どうやって印刷すればいい?
作成した履歴書のPDFデータをスマホに保存し、コンビニのマルチコピー機で印刷するのが最も簡単で一般的な方法です。主要なコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど)が提供するネットワークプリントサービスを利用します。
Q3. 職務経歴書も一緒に作れるアプリはある?
はい、あります。特に転職活動では職務経歴書が非常に重要になります。アプリによって得意な分野は少しずつ異なりますが、職務経歴書については多くのアプリが重要視しており、作成機能を充実させています。
Q4. JIS規格と厚生労働省推奨の様式はどっちを使うべき?
どちらを使用しても選考で不利になることはありません。
一般的にはJIS規格が広く使われていますが、厚生労働省推奨様式は「性別欄が任意」「通勤時間や扶養家族数の記入欄がない」など、プライバシーに配慮した項目になっているのが特徴です。
企業の指定がなければ、どちらを選んでも構いません。
ただし、応募先によっては履歴書の様式を指定している場合があるため、募集要項は必ず事前に確認しましょう。
Q5. アプリ利用のメリットとデメリットは?
メリットは「時間と場所を選ばず作成できる」「修正が容易」「自動計算などでミスが減る」「データを使い回せる」点です。
一方、デメリットは「スマホの操作に慣れていないと時間がかかる」「アプリによっては機能が限定的」な点などが挙げられます。
6.アプリで履歴書を作ればキャリア戦略を加速させられる

本記事では、数多くの履歴書作成アプリの中から、本当におすすめできる8つを厳選し、その選び方や活用法を解説しました。
履歴書アプリは、単に書類を作成するだけのツールではありません。面倒な作業を効率化して負担を軽減することで、自己分析や企業研究といった、より合否に直結する活動に集中できるようになります。
ぜひこの記事を参考に最適なアプリを見つけ、スムーズに次のステップに進んでください。