高卒という経歴に不安を感じ、「稼げる仕事は限られるのでは」と考えていませんか?
この記事では、学歴は関係なく、実力と戦略で高収入を目指せる具体的な仕事16選を専門家の視点から多角的に解説。
自身の強みを見つけ、市場価値を高めるための具体的なステップまで紹介します。
- 「高卒だから稼げない」という思い込みを覆すための3つの真実
- 【タイプ別】未経験からでも高収入が目指せる具体的な仕事16選
- 学歴に関係なく、自身の市場価値を高めていくための具体的な3ステップ
1.「高卒だから稼げない」は思い込み?キャリアの可能性を狭める3つの「心の壁」

キャリアコンサルティングの理論においては、自己肯定感の低さがキャリア選択に影響を与えるケースが指摘されています。
例えば、「自分には学歴がないから」という思い込みが、可能性を狭める一因となることがあります。
しかし、それはご自身の可能性を狭めてしまう「心の壁」かもしれません。まずは、その壁を取り払うための3つの事実を知ることから始めましょう。
事実①:多くの企業が見ているのは「学歴」よりも「実務能力」と「人柄」
もちろん、一部の企業や職種では今も学歴が重視されることはあります。
しかし、特に人材不足が深刻化している業界を中心に、多くの企業は学歴フィルターを設けず、実務で成果を出せる能力や、共に働きたいと思える人柄を何よりも重視する傾向にあります。
学歴は過去の一時点での評価ですが、能力や人柄は、これからの未来への期待値そのものなのです。
事実②:「強みがない」のではなく「言語化できていない」だけ
「自分にはアピールできる強みがない」と感じてしまうのは、非常によくある悩みです。
しかし、それは強みがないのではなく、ご自身の経験やスキルを「強み」として認識し、言葉にする方法を知らないだけのケースがほとんどです。
例えば、アルバイトでの接客経験は「顧客対応能力」という強みになりますし、部活動で培った粘り強さは「目標達成意欲」としてアピールできます。後ほど、その具体的な方法を解説します。
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こちらの記事では自分に合った仕事を見つけるための、自己分析のやり方を5ステップで紹介していますので、合わせてご覧ください。
事実③:国の制度を賢く使えば、スキルアップの道は誰にでも開かれている
新しいスキルを身につけたいと思っても、費用がネックになることがあります。
しかし、国には「教育訓練給付制度」という、働く人のスキルアップを支援するための非常に心強い制度があります。
これは、指定された講座の受講費用の一部を国が補助してくれるもので、プログラミングや介護、デザインなど、多種多様なスキルを少ない自己負担で学ぶことが可能です。
学びたい意欲さえあれば、誰でも専門性を高めるチャンスがあるのです。
教育訓練給付金とは
働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、教育訓練経費の一部が支給されるものです。
2.【タイプ別】高卒からでも本当に目指せる!稼げる仕事16選
ここからは、学歴不問の求人が多く、未経験からでも挑戦しやすい、具体的な仕事を4つのタイプに分けてご紹介します。
専門技術を武器にする仕事

一度スキルを身につければ、それが直接収入に結びつく仕事です。需要が高く、将来的にも安定して働きやすいのが特徴です。
ITエンジニア/プログラマー
平均年収:約450万円~550万円
IT業界は深刻な人材不足が続いており、スキル次第で高収入が可能です。
専門分野や経験によって年収は大きく変動しますが、将来性も高い職種と言えるでしょう。
Webデザイナー
平均年収:約380万円~460万円
企業のWebサイトや広告のデザインを手掛けます。
スキルや実績を積むことで、フリーランスとして独立し、さらに高い収入を目指すことも可能な職種です。
施工管理
平均年収:約500万円~620万円
建設現場のリーダー役として、工事の計画から安全管理までを担います。
責任は大きいですが、その分給与水準も高く、国家資格を取得することで更なるキャリアアップが期待できます。
電気工事士
平均年収:約450万円~510万円
建物の電気設備の工事や保守を行う、社会インフラに不可欠な仕事です。
国家資格が必要ですが、安定した需要があり、経験を積むことで着実に収入を上げていくことができます。
コミュニケーション能力が活きる仕事

人と接することが好き、誰かの役に立ちたいという気持ちを活かせる仕事です。
成果が給与に反映されやすい職種も多くあります。
営業職
平均年収:約450万円~580万円
企業の製品やサービスを提案する仕事です。
業界や個人の成果によってインセンティブ(成果報酬)が大きく変動するのが特徴で、トップセールスになれば年収1,000万円を超えることも珍しくありません。
販売・接客スタッフ
平均年収:約320万円~420万円
アパレルや飲食、小売店などで顧客対応を行います。
店長やエリアマネージャーなどの役職に就くことでキャリアアップし、収入を上げていくことが可能です。
介護職
平均年収:約350万円~450万円
高齢化社会で非常に需要の高い仕事です。
「介護福祉士」などの国家資格を取得したり、実務経験を積んだりすることで、着実に給与を上げていくことができます。
夜勤手当なども収入に影響します。
コールセンタースタッフ
平均年収:約300万円~400万円
顧客からの問い合わせ対応や商品案内を行います。
正社員だけでなく契約社員や派遣社員など多様な雇用形態があり、スーパーバイザー(SV)などの管理職になることで収入アップが見込めます。
体力と意欲で高収入を目指せる仕事

学歴や経験よりも、体力や働く意欲が評価されやすい仕事です。頑張りが収入に反映されやすい世界です。
長距離ドライバー
平均年収:約400万円~600万円
トラックで荷物を運びます。
走行距離や運ぶ荷物、歩合制の有無によって給与が大きく変動し、高収入を得ている方も少なくありません。
慢性的な人手不足のため、需要も安定しています。
建設作業員(とび職・大工など)
平均年収:約400万円~550万円
専門技術を身につければ、高収入が期待できる仕事です。
経験を積み、資格を取得したり、職長などの役職に就いたりすることで、さらに給与を上げていくことが可能です。
期間工(期間従業員)
平均年収:約400万円~500万円
自動車メーカーなどで、一定期間集中して働きます。
給与水準が高いことに加え、寮費無料や満了慰労金などの手当が充実しているため、短期間で効率的に貯蓄しやすいのが大きな特徴です。
警備員
平均年収:約350万円~450万円
施設やイベントの安全を守ります。
勤務先の企業の規模や、保有資格によって給与は変動します。
隊長や管理職といったキャリアパスで年収アップを目指すことができます。
資格で専門性を証明する仕事

資格を取得することで、専門家としてのキャリアをスタートできる仕事です。
学歴に関係なく、法律で定められた独占業務を行えるものもあります。
宅地建物取引士(宅建士)
平均年収:約450万円~600万円
不動産取引の専門家です。不動産業界では必須の資格とされ、資格手当が付くことも多いです。
個人の営業成績によってインセンティブが加算され、年収が大きく上がる可能性もあります。
登録販売者
平均年収:約350万円~450万円
ドラッグストアなどで、一般用医薬品(第2類・第3類)の販売ができる専門職です。
店舗管理者などの役職に就くことで、キャリアアップと共に収入増が期待できます。
ファイナンシャルプランナー(FP)
平均年収:約400万円~600万円
個人の資産運用やライフプランの相談に乗る専門家です。
金融業界や保険業界でのニーズが高く、専門知識を活かした営業職では、成果に応じて高い収入を得ることも可能です。
保育士
平均年収:約350万円~420万円
子どもの成長を支える専門職です。
共働き世帯の増加に伴い、社会的な需要は非常に高く、近年は処遇改善の動きも進んでいます。
公立か私立か、役職などによっても給与は変動します。
男性におすすめの稼げる仕事

体力や専門技術を活かし、高収入を目指せる仕事は男性に人気です。
特にインフラを支える分野や、成果が給与に直結しやすい職種がおすすめです。
施工管理
平均年収:約500万円~620万円
建設現場のリーダー役として、工事の計画から安全管理までを担います。
責任は大きいですが、その分給与水準も高く、国家資格を取得することで更なるキャリアアップが期待できます。
長距離ドライバー
平均年収:約400万円~600万円
トラックで荷物を運びます。
走行距離や運ぶ荷物、歩合制の有無によって給与が大きく変動し、高収入を得ている方も少なくありません。
慢性的な人手不足のため、需要も安定しています。
建設作業員(とび職・大工など)
平均年収:約400万円~550万円
専門技術を身につければ、高収入が期待できる仕事です。
経験を積み、資格を取得したり、職長などの役職に就いたりすることで、さらに給与を上げていくことが可能です。
営業職
平均年収:約450万円~580万円
企業の製品やサービスを提案する仕事です。
業界や個人の成果によってインセンティブ(成果報酬)が大きく変動するのが特徴で、トップセールスになれば年収1,000万円を超えることも珍しくありません。
女性におすすめの稼げる仕事

ライフステージの変化に対応しやすい専門職や、コミュニケーション能力を活かせる仕事は女性におすすめです。
資格を取得することで、長期的なキャリアを築きやすくなります。
Webデザイナー
平均年収:約380万円~460万円
企業のWebサイトや広告のデザインを手掛けます。
スキルや実績を積むことで、フリーランスとして独立し、在宅ワークなど柔軟な働き方がしやすい職種です。
介護職
平均年収:約350万円~450万円
高齢化社会で非常に需要の高い仕事です。
「介護福祉士」などの国家資格を取得することで、専門職としてのキャリアを安定して築くことができます。
登録販売者
平均年収:約350万円~450万円
ドラッグストアなどで、一般用医薬品の販売ができる専門職です。
全国に店舗があるため勤務地を選びやすく、安定して働きやすいのが魅力です。
保育士
平均年収:約350万円~420万円
子どもの成長を支える専門職です。共働き世帯の増加に伴い社会的な需要は非常に高く、職場復帰もしやすい資格です。
未経験から挑戦しやすい稼げる仕事

学歴や職歴を問わず、人柄や意欲が評価されやすい仕事です。研修制度が充実している企業も多く、キャリアの第一歩としておすすめです。
ITエンジニア/プログラマー
平均年収:約450万円~550万円
深刻な人材不足のため、未経験者向けの研修制度を設けている企業が増えています。
国の支援制度などを活用してスクールで学んでから就職する道もあります。
販売・接客スタッフ
平均年収:約320万円~420万円
アパレルや飲食、小売店などで顧客対応を行います。
コミュニケーション能力が最も重要視されるため、未経験からでも挑戦しやすい職種の代表格です。
期間工(期間従業員)
平均年収:約400万円~500万円
自動車メーカーなどで、一定期間集中して働きます。
マニュアルが整備されており、未経験者を前提とした採用が多いため、安心して仕事を始められます。
コールセンタースタッフ
平均年収:約300万円~400万円
顧客からの問い合わせ対応や商品案内を行います。
研修が充実しており、言葉遣いや対応スキルを基礎から学べるため、オフィスワーク未経験の方にもおすすめです。
3.学歴の不利を逆転する!市場価値を高める3つのステップ
稼げる仕事の選択肢を知るだけでは不十分です。ここからは、学歴に関係なく、自らの力で市場価値を高めていくための具体的な3つのステップを解説します。
ステップ①:自己分析で「自分の強み」と「やりたいこと」を言語化する(Will-Can-Mustの活用)

まずは、自分自身を深く理解することから始めます。その際に役立つのが「Will-Can-Must」というフレームワークです。
- Will(やりたいこと):どんな仕事に興味があるか、将来どうなりたいか
- Can(できること・得意なこと):これまでの経験で身につけたスキルや、人から褒められる長所
- Must(すべきこと・求められること):企業や社会から期待される役割
この3つの輪が重なる部分に、ご自身が最も輝ける仕事のヒントが隠されています。まずは難しく考えず、ノートに書き出すことから始めてみてください。
ステップ②:具体的なスキルを身につける(教育訓練給付制度の賢い使い方)
自己分析で進みたい方向性が見えてきたら、次はそのために必要なスキルを身につける段階です。
ここで前述した「教育訓練給付制度」が役立ちます。
ハローワークのWebサイトで対象講座を検索できるので、まずはどのようなスキルが学べるのかを調べてみましょう。
キャリアコンサルタントに相談すれば、制度の詳しい使い方や、どんなスキルが市場で求められているかといった情報提供も受けられます。
ステップ③:経験をアピール材料に変える「ポータブルスキル」という考え方
「ポータブルスキル」とは、業種や職種が変わっても通用する、持ち運び可能なスキルのことです。
例えば、「課題を明らかにする力」「計画を立てる力」「相手の意見を丁寧に聴く力」などです。
これまでのアルバイト経験やプライベートでの活動を振り返り、「どんな課題を、どうやって乗り越えたか」を書き出してみましょう。
その経験こそが、企業が求めるポータブルスキルの証明となり、学歴以上に説得力のあるアピール材料になります。
4.求人選びで後悔しないために。「稼げる」の裏に潜む法律知識

最後に、求人票を見る際に注意すべき2つのポイントをお伝えします。これは、入社後のトラブルからご自身を守るための大切な知識です。
給与欄の「固定残業代(みなし残業代)」の仕組みを正しく理解する
求人票の給与欄に「月給25万円(固定残業代30時間分、5万円を含む)」といった記載を見かけることがあります。
これは、毎月30時間分の残業代が給与に予め含まれているという意味です。注意点は2つ。
1つは、残業が全くなくてもこの5万円は支払われること。
そしてもう1つは、もし30時間を超えて残業した場合は、「その超過分の残業代は別途支払われなければならない」ということです。(労働基準法第37条)
この仕組みを悪用し、超過分の残業代を支払わない企業も残念ながら存在するため、面接などで確認することが重要です。
休日の表記「完全週休2日制」と「週休2日制」の大きな違い
この2つは似ているようで全く意味が異なります。
- 完全週休2日制:1年を通して、「毎週必ず」2日の休みがある制度です。
- 週休2日制:1年のうち、「月に1回以上」週2日の休みがあり、それ以外の週は休みが1日というケースもあり得ます。
どちらが良い悪いではありませんが、この違いを知らないと、想定していた休日数と実際の休日数が大きく異なり、プライベートの計画が立てにくくなる可能性があります。必ず確認しましょう。
5.学歴は過去の事実。未来はこれからの行動で創れる
この記事では、高卒からでも稼げる仕事の選択肢と、学歴に関係なく市場価値を高めていくための具体的な方法を解説してきました。
大切なのは、「高卒だから」と自分の可能性に蓋をしないことです。
学歴は過去の一つの事実に過ぎません。これからの未来は、今日からの行動一つひとつで、いくらでもつくり上げていくことができます。
まずは自己分析から始め、自分だけの「強み」を見つけ、必要なスキルを身につけていく。その一歩一歩が、自信につながり、やがては「稼げる力」へと変わっていきます。
もし一人で進めることに不安を感じたら、ハローワークやキャリアコンサルタントといった専門家を頼ることも、有効な選択肢の一つです。