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面接の逆質問で「面白い」と思わせる30問|会話が弾む技も解説

「最後に何か質問はありますか?」

面接の終盤で必ず聞かれるこの言葉。多くの求職者が「特になし」と答えてしまったり、当たり障りのない質問で終わらせてしまったりしています。

しかし、キャリア形成の理論的な視点から見ると、逆質問は単なる疑問解消の時間ではありません。求職者の「知的好奇心」や「コミュニケーション能力」をアピールし、他の候補者と一線を画す絶好の機会です。

本記事では、面接官の心理を動かす「面白い逆質問」の具体的な切り口30選と、質問した後に会話を広げて好印象を残すための「追撃質問テクニック」について、キャリア理論・心理学・労務管理の3つの知見に基づき解説します。

この記事を読んでわかること
  • 面接官の記憶に焼き付く「面白い逆質問」の実践的な具体例30選
  • 「笑い」ではなく「知性」をアピールするための心理学的戦略
  • 質問しっぱなしにしない、会話を広げて好印象を残す深掘りテクニック

1.なぜ「面白い逆質問」が面接の合格率を上げるのか?

なぜ「面白い逆質問」が面接の合格率を上げるのか?

なぜ、マニュアル通りの質問ではなく、「面白い」と思われる逆質問が重要なのでしょうか。まずはその理由を、人間の心理的なメカニズムから紐解いていきましょう。

面接の逆質問では「笑い」ではなく「興味深い」を目指すべき理由

面接における「面白さ」の定義

評価◎ Point 1

視点の独自性 (Unique)

「その発想はなかった」と思わせる、他の人とは異なる切り口や視点を持っていること。

評価◎ Point 2

知的興奮 (Impressive)

話を聞いていて新しい発見があるなど、面接官を知的にワクワクさせられること。

面接の場において評価される「面白さ」とは、芸人のようなユーモアではありません。ビジネスの場における視点の独自性(Unique)」や「知的興奮(Impressive)です。

ありきたりな逆質問(例:「残業はどれくらいですか?」など)は、面接官の記憶に残りません。

一方で、面接官自身も気づいていなかった視点や、熱意を持って語れるテーマについて質問されると、面接官の脳は刺激を受け、応募者に対して「思考力が高い人物だ」というポジティブな評価を下すようになります。

参考:新卒採用に関するアンケート調査(2018年) | 一般社団法人 日本経済団体連合会

逆質問で面接官に強烈な印象を残す「単純接触効果」と「自己開示」

面接の場では、自己開示の返報性が重要です。

返報性(へんぽうせい)とは、相手から何かを受け取ったら、自分もお返しをしないといけないと感じる心理的な傾向のことを指します。

人は自分の内面を話すと、相手にも好意を抱きやすくなる心理があります。逆質問で会話のキャッチボールを生むことは、この効果を最大限に引き出します。

また、人は自分の考えや感情を話すこと(自己開示)に快感を覚える生き物です。

「面白い逆質問」によって面接官が自分の体験談や想いを語り始めると、面接官は無意識のうちに「この候補者との会話は楽しい」「自分を受け入れてくれている」と感じます。

この心理的な好意が、結果として「一緒に働きたい」という採用判断に直結するのです。

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面接では質問に答えるだけでなく、こちらから質問する「逆質問」も重要な評価ポイント。まずは面接全体でどのような質問をされるのか把握しておきましょう。

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2.【ジャンル別】面接官の記憶に焼き付く「面白い逆質問」30選

【ジャンル別】面接官の記憶に焼き付く「面白い逆質問」30選

ここからは、実際に使える逆質問の例を3つのジャンルに分けて紹介します。これらをそのまま使うのではなく、自身の言葉になじむようにアレンジして活用してください。

①社風・カルチャーの解像度を高める「現場感」質問

企業のホームページや求人票には、「風通しの良い職場です」といった抽象的な言葉が並びがちです。

現場のリアルな空気を引き出し、「具体的にイメージしようとしている」姿勢をアピールする逆質問です。

  • 「御社の中で、一番『変わっている』と思う独自のルールや習慣はありますか?」
  • 「社内で今、ちょっとしたブームや流行っていることはありますか?」
  • 「〇〇さんが感じる、御社の『意外な弱点』や『課題』をあえて挙げるとすれば何でしょうか?」
  • 「活躍されている社員の方々に、共通する口癖や行動パターンはありますか?」
  • 「新入社員の方が一番驚かれる、御社ならではの『常識』はありますか?」
  • 「ランチタイムや休憩時間は、皆さんどのように過ごされていますか?」
  • 「社内のコミュニケーションツール(チャットなど)では、どのような話題が飛び交っていますか?」
  • 「『この会社らしいな』と感じた、最近のエピソードがあれば教えてください」
  • 「他社から転職されてきた方が、御社に入って一番ギャップを感じる点はどこだと思われますか?」
  • 「もし、御社を『動物』や『スポーツ』に例えるとしたら、何がぴったりだと思いますか?(※少しくだけた雰囲気の場合)」

②経営視点をアピールする「戦略的」質問

特にハイクラス転職や、将来のリーダー候補としての採用を目指す場合、視座の高さを示す逆質問が効果的です。

単なる業務遂行だけでなく、ビジネス全体を俯瞰していることを伝え、「さすが」と思わせる評価を獲得します。

  • 「競合のA社と比較した際、御社が『ここだけは負けない』と自負されている最大の差別化ポイントは何でしょうか?」
  • 「今後3年間で、御社が最も注力して投資しようと考えている事業領域はどこですか?」
  • 「もし〇〇さんが社長だとしたら、今の会社のどこを一番に変えますか?」
  • 「業界全体で××というトレンドがありますが、御社ではどのように対応していく方針ですか?」
  • 「現在掲げられている中期経営計画の達成に向け、現場レベルで一番のボトルネックになっているのはどのような点ですか?」
  • 「御社が今後、新たな市場に進出する予定や可能性はありますか?」
  • 「この事業を拡大するにあたり、今のチームに『最も不足している』と感じるスキルや要素は何ですか?」
  • 「〇〇部門の課題解決において、私がもし入社した場合、最初の1ヶ月で期待される成果は何でしょうか?」
  • 「御社のサービスが、顧客から選ばれ続けている『本質的な理由』は何だとお考えですか?」
  • 「10年後の御社は、どのような姿になっていることを目指されていますか?」

③面接官の感情を揺さぶる「個人的」質問(最強の武器)

面接官個人にフォーカスした逆質問は、心理的な距離を一気に縮める「非常に有効なアプローチ」です。

相手を「評価者」としてではなく、「一人の先輩」としてリスペクトする姿勢が伝わります。

  • 「〇〇さんが入社されてから、一番『ガッツポーズをした』嬉しかった瞬間はどんな時ですか?」
  • 「〇〇さんが、この会社で働き続けている『一番の理由』を教えていただけますか?」
  • 「〇〇さんご自身が、仕事をする上で大切にされている『信条』や『こだわり』はありますか?」
  • 「もし、〇〇さんが今、就職活動をやり直せるとしたら、また御社を選びますか? その理由もお聞かせください」
  • 「〇〇さんが部下の方と接する際、意識して行っているコミュニケーションはありますか?」
  • 「入社前後で、御社に対するイメージが良い意味で変わった点はありますか?」
  • 「〇〇さんが今のポジションで、最もやりがいを感じるのはどのような時ですか?」
  • 「これまで一緒に働いてきた中で、『この人は凄い』と思った部下や同僚の特徴を教えてください」
  • 「〇〇さんの今後のキャリアビジョンや、御社で挑戦したい夢について伺えますか?」
  • 「今日面接をしていただいた中で、私に対して『もっとここを伸ばしてほしい』と感じたアドバイスはありますか?」
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3.逆質問だけでは二流!「回答」を会話に変える“追撃”テクニック

質問するだけでは二流!「回答」を会話に変える"追撃"テクニック

面白い逆質問を投げかけても、返ってきた答えに「ありがとうございます」と相槌を打つだけでは、会話は盛り上がりません。

重要なのは、質問の後のリアクション」と「深掘り(追撃)です。ここでコミュニケーション能力の真価が問われます。

「なるほど」で終わらせない!魔法の深掘りフレーズ

面接官の回答に対し、さらに関心を示すことで、会話のラリーを続けましょう。以下のようなフレーズが有効です。

「具体的には?」

「そのプロジェクト、大変興味深いです。具体的にはどのような体制で進められたのですか?」

「なぜ?」

「なぜそのタイミングで、そのような決断をされたのですか? 背景をもう少し詳しく伺いたいです」

感情への共感

「それは素晴らしい経験ですね! その時、〇〇さんはどのように感じられましたか?」

このように一歩踏み込んで聞くことで、面接官は「自分の話を真剣に聞いてくれている」と感じ、満足度が高まります。

自分の意見を添える「仮説検証型」のアプローチ

ただ聞くだけでなく、自分の考えを交えて質問を返すと、より知的な印象を与えられます。これを仮説検証型のアプローチと呼びます。

「〇〇様のお話を伺い、御社の強みは××にあるのではないかと感じました。実際、現場ではその点を意識されているのでしょうか?」

このように「私はこう考えたのですが、合っていますか?」と確認する作業は、ビジネスにおける論理的思考力のアピールにも繋がります。

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面接準備では、逆質問だけでなく書類選考も突破する必要があります。職務経歴書の効果的な書き方をマスターして、面接のチャンスを掴みましょう。

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4.低評価を防ぐ!避けるべきNG逆質問とリスク管理

一発アウトを防ぐ!避けるべきNG逆質問とリスク管理

「面白い逆質問」を狙うあまり、マナー違反や評価を下げる質問をしてしまっては本末転倒です。

法務・労務的な視点(労働条件の確認タイミングなど)も含め、最低限のリスク管理を押さえておきましょう。

調べればわかること・待遇ばかり聞くのはNG

調べればわかること

例:「主力商品は何ですか?」「企業理念は何ですか?」

これらはホームページを見ればすぐに分かります。
企業研究をしていない=志望度が低い」と判断される致命的な質問です。

給与・福利厚生・残業ばかり聞く

例:「有給は取れますか?」「残業代は出ますか?」

労働条件を確認することは労働者の正当な権利ですが、面接の早い段階でこればかり聞くと「仕事の中身より条件優先の人」という印象を与えかねません
戦略的にはタイミングを見極める必要があります。

もし面接の場が凍りついたら?リカバリーの心理テクニック

少しユニークな質問をして、面接官が反応に困ったり、場が静まり返ったりしてしまった場合でも、焦る必要はありません。

心理学的に有効なリカバリー方法は、素直な自己開示です。

「すみません、少し変わった質問をしてしまいました。御社の社風をより深く知りたいと思いまして…」

「実は、少し緊張しておりまして、変なことを聞いてしまったかもしれません」

このように、自分の意図や今の感情を素直に言葉にすることで、誠実さが伝わり、場の空気が和らぎます。

失敗を隠そうとするよりも、潔く認めてフォローする姿勢こそが、コミュニケーション能力の高さとして評価されます。

5.【フェーズ別】一次・二次・最終面接での逆質問の使い分け

面接の段階によって、面接官の役職や評価ポイントは異なります。逆質問も、相手に合わせて使い分ける戦略が必要です。

フェーズ面接官の傾向おすすめの質問ジャンル
一次面接人事担当者
現場の若手・中堅
「現場感」「カルチャー」
具体的な業務内容や、チームの雰囲気を聞く質問が有効です。
二次面接現場責任者
管理職
「戦略的」「能力」
チームの課題や、即戦力として求められる具体的なスキルについて深掘りしましょう。
最終面接役員
社長
「ビジョン」「経営視点」
会社の未来や理念、経営者個人の想いを聞くことで、長期的な視座をアピールします。
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6.逆質問は「最後のプレゼン」

「面白い逆質問」とは、奇をてらうことではなく、相手への深い関心とリスペクトを示すことから生まれます。

  • 「笑い」より「興味」:面接官の知的好奇心を刺激する。
  • 「個」へのアプローチ:面接官個人の感情や経験を聞く。
  • 「会話」への展開:質問しっぱなしにせず、追撃質問で盛り上げる。

この3点を意識して準備をしておけば、「特になし」という回答でチャンスを逃すことはなくなるはずです。

逆質問は、自分自身が企業を選ぶための材料集めでもあります。これらを参考に堂々と質問を投げかけ、納得のいくキャリア選択を実現してください。

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