履歴書を作成する際、意外と手が止まってしまうのが「入学・卒業年度」の欄ではないでしょうか。「あれ、平成何年だっけ?」「早生まれだから1年ずれる?」と不安になることは、誰にでもあります。
しかし、履歴書における数字の正確さは、採用担当者に対する「誠実さ」の証明でもあります。あやふやなまま記入してしまい、面接で指摘されて冷や汗をかく……といった事態は避けたいものです。
この記事では、人事労務管理の実務およびキャリア形成の観点から、パッと見てわかる「卒業年度早見表」はもちろん、間違いやすい「早生まれ」の計算ルールや、万が一書き損じた場合の修正マナーについて解説します。
不安な計算作業をサクッと終わらせて、自己PRや志望動機など、本来注力すべき項目に時間を使いましょう。
- 1990年~2010年生まれまで完全網羅!転職・就活・アルバイトに対応した入学・卒業年度早見表
- 1月1日〜4月1日生まれの「早生まれ」特有の計算ルールと注意点
- 計算ミスや書き損じをしてしまった際の、履歴書の正しい修正マナー
1.【保存版】入学・卒業年度早見表(西暦・和暦対応)

まずは、結論として最も知りたい「自身の入学・卒業年度」を確認しましょう。
以下の表は、これから就職活動を行う学生から、30代中盤の社会人まで(1990年〜2010年生まれ)を幅広く網羅しています。
履歴書には、西暦・和暦のどちらを使用しても構いませんが、書類全体で統一することを忘れないでください。
生まれ年別 入学・卒業年度一覧
| 生まれ年 (西暦/和暦) | 中学校 卒業 | 高校 入学 | 高校 卒業 | 大学 入学 | 大学 卒業 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2010年 / 平成22年 | 2026年 令和8年 | 2026年 令和8年 | 2029年 令和11年 | 2029年 令和11年 | 2033年 令和15年 |
| 2009年 / 平成21年 | 2025年 令和7年 | 2025年 令和7年 | 2028年 令和10年 | 2028年 令和10年 | 2032年 令和14年 |
| 2008年 / 平成20年 | 2024年 令和6年 | 2024年 令和6年 | 2027年 令和9年 | 2027年 令和9年 | 2031年 令和13年 |
| 2007年 / 平成19年 | 2023年 令和5年 | 2023年 令和5年 | 2026年 令和8年 | 2026年 令和8年 | 2030年 令和12年 |
| 2006年 / 平成18年 | 2022年 令和4年 | 2022年 令和4年 | 2025年 令和7年 | 2025年 令和7年 | 2029年 令和11年 |
| 2005年 / 平成17年 | 2021年 令和3年 | 2021年 令和3年 | 2024年 令和6年 | 2024年 令和6年 | 2028年 令和10年 |
| 2004年 / 平成16年 | 2020年 令和2年 | 2020年 令和2年 | 2023年 令和5年 | 2023年 令和5年 | 2027年 令和9年 |
| 2003年 / 平成15年 | 2019年 平成31年 | 2019年 平成31年 | 2022年 令和4年 | 2022年 令和4年 | 2026年 令和8年 |
| 2002年 / 平成14年 | 2018年 平成30年 | 2018年 平成30年 | 2021年 令和3年 | 2021年 令和3年 | 2025年 令和7年 |
| 2001年 / 平成13年 | 2017年 平成29年 | 2017年 平成29年 | 2020年 令和2年 | 2020年 令和2年 | 2024年 令和6年 |
| 2000年 / 平成12年 | 2016年 平成28年 | 2016年 平成28年 | 2019年 平成31年 | 2019年 平成31年 | 2023年 令和5年 |
| 1999年 / 平成11年 | 2015年 平成27年 | 2015年 平成27年 | 2018年 平成30年 | 2018年 平成30年 | 2022年 令和4年 |
| 1998年 / 平成10年 | 2014年 平成26年 | 2014年 平成26年 | 2017年 平成29年 | 2017年 平成29年 | 2021年 令和3年 |
| 1997年 / 平成9年 | 2013年 平成25年 | 2013年 平成25年 | 2016年 平成28年 | 2016年 平成28年 | 2020年 令和2年 |
| 1996年 / 平成8年 | 2012年 平成24年 | 2012年 平成24年 | 2015年 平成27年 | 2015年 平成27年 | 2019年 平成31年 |
| 1995年 / 平成7年 | 2011年 平成23年 | 2011年 平成23年 | 2014年 平成26年 | 2014年 平成26年 | 2018年 平成30年 |
| 1994年 / 平成6年 | 2010年 平成22年 | 2010年 平成22年 | 2013年 平成25年 | 2013年 平成25年 | 2017年 平成29年 |
| 1993年 / 平成5年 | 2009年 平成21年 | 2009年 平成21年 | 2012年 平成24年 | 2012年 平成24年 | 2016年 平成28年 |
| 1992年 / 平成4年 | 2008年 平成20年 | 2008年 平成20年 | 2011年 平成23年 | 2011年 平成23年 | 2015年 平成27年 |
| 1991年 / 平成3年 | 2007年 平成19年 | 2007年 平成19年 | 2010年 平成22年 | 2010年 平成22年 | 2014年 平成26年 |
| 1990年 / 平成2年 | 2006年 平成18年 | 2006年 平成18年 | 2009年 平成21年 | 2009年 平成21年 | 2013年 平成25年 |
※上記の表は、留年や浪人がなくストレートで進学・卒業した場合のものです。
※「平成31年」と「令和元年」は、2019年の同じ年を指します(2019年5月1日より「令和」)。履歴書には事実発生時点の元号を記載するのが原則であるため、2019年3月卒業・4月入学はいずれも「平成31年」となります。
今すぐ確認!西暦・和暦変換チャート
「昭和、平成、令和、西暦……」と頭が混乱してしまう場合は、以下の基準年を覚えておくとスムーズです。
- 令和元年 = 2019年 (2019年5月1日からスタート)
- 平成31年 = 2019年 (4月30日までは平成)
- 平成元年 = 1989年
簡単な計算式:
令和〇年 + 2018 = 西暦 (例:令和8年 + 2018 = 2026年)
平成〇年 + 1988 = 西暦 (例:平成15年 + 1988 = 2003年)
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こちらの記事では、履歴書作成の基本から、各項目の具体的な書き方まで網羅的に解説しています。年度計算と合わせて確認することで、完璧な履歴書を作成できます。
2.1月1日〜4月1日生まれは要注意!「早生まれ」の計算ルール
重要な計算ルール
「早生まれ」の方は、計算時にひとつだけルールを覚えておきましょう。
生まれた年の前年の行を見る
「早生まれ」の方は、計算時に一つだけ重要なルールを覚えておく必要があります。それは、「生まれた年の前年の行を見る」ということです。
なぜ「早生まれ」は学年が一つ上になるのか?
日本の学校教育法では、「4月2日から翌年の4月1日まで」に生まれた子供たちが「同じ学年」になると定められています。
例えば、ある年の4月2日以降に生まれた人と、その翌年の1月1日〜4月1日に生まれた人(早生まれ)は、同じ学年として扱われます。
そのため、上記の早見表を使う際は、実際の生まれ年ではなく、「自分の学年のメインとなる年(前年)」の行を参照してください。
例:2004年(平成16年)1月〜3月生まれの方
→ 早見表では「2003年(平成15年)生まれ」の行を見ます。
ここを間違えると、入学・卒業年度がすべて1年ずれてしまうため、特に注意が必要です。
参考:e-GOv|学校教育法
参考:文部科学省|4月1日生まれの児童生徒の学年について
3.履歴書に書くのは「西暦」か「和暦」か?統一のルール
企業の指定がない限り、どちらを使っても問題ありません。ただし、書類全体での統一は必須です。
・資格:2021年 取得
→ 注意力散漫な印象に
・資格:令和3年 取得
→ 和暦なら全て和暦で!
事実があった時点での元号を使います。4月までは「平成」です。
- 2019年 3月 卒業 平成31年 3月
- 2019年 4月 入学/入社 平成31年 4月
- 2019年 5月 以降 令和元年 ◯月
「西暦」で書くべきか、「和暦」で書くべきか、迷う方も多いでしょう。
結論から言えば、どちらでも問題ありません。重要なのは「統一感」です。
応募先企業の指定や書類全体での統一が原則
最も優先すべきは、応募先企業からの指定がある場合です(例:外資系企業で「西暦」指定など)。指定がない場合は、履歴書全体、さらには職務経歴書まで含めて、西暦か和暦かのどちらかで統一しましょう。
学歴欄は和暦で書いているのに、資格欄や職務経歴書では西暦を使っている、といった「表記のゆれ」は、採用担当者に「注意力が散漫な人かもしれない」という印象を与えてしまう可能性があります。細部への配慮こそが、ビジネスパーソンとしての信頼性を高めます。
元号が変わるタイミング(平成→令和)の書き方
2019年は、5月1日に元号が「平成」から「令和」に変わりました。
履歴書では、その事実があった時点での元号を使用するのが基本です。
- 2019年3月の卒業: 「平成31年3月 卒業」
- 2019年4月の入学: 「平成31年4月 入学」
入学式が4月上旬であれば「平成」を使用します。迷った場合は、その履歴書内で統一性を持たせれば問題ありませんが、事実に基づいた正確な記載が推奨されます。
4.計算ミスに気づいたら?履歴書の修正マナーと対処法
提出期限が迫っている場合などの「最終手段」です。
- 定規を使って間違いに二重線を引く。
- 二重線に重なるように訂正印を小さく押す。
- 正しい内容をその近く(通常は上部)に書く。
「早見表を見間違えて書いてしまった!」「修正液で直してもいいの?」
このようなミスは誰にでも起こりうることですが、その後の対応で評価が分かれます。
修正液や修正テープの使用は「NG」とされる理由
履歴書は、経歴を証明する「法的な証明力を持つ私文書」としての性格を持ちます。
修正液や修正テープを使用すると、「誰がいつ修正したのか」が不明確になり、改ざんを疑われる余地が生まれてしまいます。また、ビジネス文書のマナーとして「訂正の痕跡を残さない修正」は不適切とされています。
採用担当者によっては、「重要書類を修正液で済ませる=仕事も雑に行うのではないか」と判断する場合もあります。面倒でも、新しい用紙に書き直すことが、最も確実で評価を下げない方法です。
書き直しが基本だが、どうしても直せない時の「訂正印」の作法
提出期限が迫っており、どうしても書き直す時間がない場合に限り、「二重線+訂正印」での修正が許容されることがあります。
- 間違えた箇所に、定規を使って二重線を引く。
- 二重線の上に重なるように、自分の印鑑(履歴書の押印欄と同じもの)を小さく押す。
- 正しい内容を、その近く(通常は上部)に書く。
ただし、これはあくまで「緊急避難措置」です。修正箇所が多い場合や、志望動機などの重要項目でのミスは、やはり書き直しを推奨します。
5.浪人・留年・休学がある場合の年度調整方法

早見表は「ストレート」で進学した場合のものです。浪人や留年などの期間がある場合は、調整計算を行う必要があります。
プラス1年、プラス2年の計算式と記入例
基本の計算式はシンプルです。
「早見表の年数 + 浪人・留年した年数」 で算出します。
例:一浪して大学に入学した場合
- 早見表の「大学入学」の年数に +1 をする。
- それに伴い、「大学卒業」の年数も +1 される。
履歴書には、浪人や留年の事実をわざわざ「〇〇期間」と書く必要はありません。入学と卒業の年度が正しく記載されていれば、採用担当者は経歴の空白期間(ブランク)から自然と事情を読み取ります。
面接で聞かれた際に、「この期間は資格取得の勉強をしていました」など、前向きな理由を説明できるよう準備しておきましょう。
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こちらの記事では、大学を中退された方向けに、履歴書での正しい書き方と面接での効果的な伝え方を解説。学歴詐称のリスクを避け、前向きな印象を与える方法が分かります。
6.正確な年号記載は、採用担当者への「誠実さ」の証明
履歴書の年号計算は、一見すると単なる事務作業のように思えます。しかし、そこには「正確な情報を相手に届ける」という、ビジネスの基本が詰まっています。
- 早見表を活用し、西暦・和暦を統一する。
- 早生まれの方は「前年の行」を見る。
- ミスをしたら、修正液を使わず潔く書き直す。
これらのポイントを押さえて作成された履歴書は、読みやすく、応募者の「誠実さ」を採用担当者に伝える要素となります。
正確な数字で土台を固めたら、自信を持って面接に臨んでください。