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職務経歴書作成ツール無料版|内定を勝ち取る書き方と比較のコツ

転職活動の第一歩である職務経歴書。無料で使える便利な作成ツールが増えていますが、「どれを選べばいいの?」「そもそも何を書けばいいの?」と悩んでいませんか?

この記事では、キャリアの専門家が、おすすめの無料ツールを徹底比較。さらに、単なるツール紹介で終わらず、採用担当者の心に響く「あなたの価値」を伝えるための書き方のコツまで、分かりやすく解説します。

この記事を読んでわかること
  • 自分に合った無料の職務経歴書作成ツール(Web・アプリ)の選び方
  • 採用担当者の心に響く、効果的な職務経歴書の書き方のコツ
  • 作成した職務経歴書をコンビニで簡単に印刷する具体的な方法

1.なぜ今、質の高い職務経歴書が重要なのか?【2025年転職市場データ】

なぜ今、質の高い職務経歴書が重要なのか?【2025年転職市場データ】

転職活動を始めるにあたり、「本当に今がベストなのだろうか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、近年のデータを見ると、キャリアアップを目指す方にとって追い風が吹いている状況がうかがえます。

マイナビキャリアリサーチLabの「転職動向調査2025年版」によると、2024年の正社員転職率は7.2%でした。多くの人が次のキャリアへ一歩を踏み出しているのです。

また、帝国データバンクの調査では、2025年度に採用予定のある企業のうち、経験者である中途採用に積極的な企業は51.0%と、新卒採用を上回っています。これは、企業があなたのこれまでの経験、つまり「即戦力」としての価値を求めている証拠と言えるでしょう。

このような状況だからこそ、あなたの経歴やスキルを正確に、そして魅力的に伝える職務経歴書が、希望の未来を手に入れるための強力なパスポートになるのです。

法務・労務の視点から見ても、職務経歴書はあなたのこれまでの労働の対価であるキャリアを正しく提示し、企業から適切な評価を得るための大切な公式文書です。

出典:マイナビキャリアリサーチLab – 転職動向調査2025年版(2024年実績)

出典:帝国データバンク – 2025年度の雇用動向に関する企業の意識調査

2.おすすめ無料職務経歴書作成ツールTOP5【アプリ・Web比較】

おすすめ無料職務経歴書作成ツールTOP5【アプリ・Web比較】

それでは、具体的におすすめの無料作成ツールを見ていきましょう。ここでは、Webブラウザで使えるものと、スマートフォンアプリのそれぞれから、特に評価の高いものを厳選してご紹介します。

【比較表】機能・登録不要・テンプレートで選ぶベストツール

まずは、今回ご紹介するツールやサービスの特徴を一覧で比較してみましょう。

【比較表】機能・登録不要・テンプレートで選ぶベストツール

Webブラウザツールのメリット・デメリット

パソコンやスマホのブラウザから直接アクセスして使えるタイプです。

Webブラウザツールで職務経歴書を作るメリット

  • ソフトのインストールが不要で、すぐに使える。
  • 大きな画面で編集できるため、全体のレイアウトを確認しやすい。
  • dodaやリクナビNEXTなど、大手転職サイトが提供しているものは、そのままサイト上で企業に応募できる。

Webブラウザツールのデメリット

  • サービスによっては会員登録が必須の場合がある。
  • インターネット環境がない場所では利用できない。

スマホアプリのメリット・デメリット

スマートフォンにアプリをインストールして使うタイプです。

アプリで職務経歴書を作るメリット

  • 通勤時間などのスキマ時間を使って手軽に作成・編集ができる。
  • カメラで撮影した証明写真をそのまま使えるなど、スマホならではの機能がある。
  • 完成した書類をコンビニのネットプリントに直接連携できるアプリも多い。

アプリのデメリット

  • 小さな画面での長文入力やレイアウト調整は、少し手間がかかることがある。
  • 無料版では機能やテンプレートの種類が制限されている場合がある。

【Webツール編】おすすめ3選

まずは、パソコンやスマートフォンのブラウザからすぐに利用できるWebツールをご紹介します。ソフトウェアをインストールする必要がなく、思い立ったらすぐに使い始められるのが魅力です。

ここでは、特に評価が高く、それぞれに強みを持つ3つのサービスを厳選しました。

doda 履歴書作成ツール

doda 履歴書作成ツール

大手ならではの安心感と豊富な例文が魅力。dodaへの会員登録が必要ですが、そのまま応募できる利便性は大きいです。

WEBサイト:https://doda.jp/guide/rireki/builder/

ワンポチ

ワンポチ

会員登録不要ですぐに使える手軽さが人気。職種別のテンプレートが60種類以上と非常に豊富なのが特徴です。

WEBサイト:https://wanpochi.kurashiru.com/

AnyKan

AnyKan

こちらも会員登録不要で完全無料を謳っています。シンプルな操作性で、迷わず作成できるのがポイントです。

WEBサイト:https://anykan.co.jp/contents/tribe_service/r

【スマホアプリ編】おすすめ2選

次に、スマートフォンにインストールして使うアプリをご紹介します。通勤などのスキマ時間を使って手軽に作成できるのが最大の魅力。完成した書類をそのままコンビニ印刷できるものも多く、時間や場所を選ばずに転職活動を進めたい方におすすめです。

らくらく履歴書

らくらく履歴書

「らくだ先生」というキャラクターが使い方をガイドしてくれる親しみやすさが特徴。専門家の監修も入っており、内容の信頼性も高いです。

レジュメ

レジュメ

App Storeで長年人気の定番アプリ。シンプルなインターフェースで直感的に操作でき、PDF出力も簡単です。

この他にも、おすすめアプリはこちらの記事でご紹介しています。

履歴書作成はスマホアプリで!無料・簡単なおすすめ5選|印刷まで解説
履歴書作成はスマホアプリで!無料・簡単なおすすめ5選|印刷まで解説
この記事では、あなたに最適な履歴書作成アプリ・ツールの選び方から、具体的な使い方、注意点まで、あなたの全ての疑問に答えます。
https://riretsuku.jp/media/contents/resume-creation-smartphone-app/

3.失敗しない!職務経歴書作成ツールの賢い選び方と使い方

失敗しない!職務経歴書作成ツールの賢い選び方と使い方

たくさんのツールがあって、「結局どれを使えばいいの?」と迷ってしまうかもしれませんね。そんなときは、ご自身の状況に合わせて、いくつかのポイントで判断するのがおすすめです。

チェックすべき3つのポイント

後悔しないツール選びのために最低限チェックすべき3つのポイントを解説します。

PDF保存とコンビニ印刷は可能か?

デジタルで作成しても、最終的に紙で提出を求められるケースはまだあります。作成した書類をPDF形式で保存でき、コンビニのネットプリントサービスに対応しているかは、必ず確認しましょう。

あなたの職種に合ったテンプレートはあるか?

特に専門職の方は、その職種に特化したテンプレートがあるツールを選ぶと、アピールポイントが整理しやすくなります。

例えば、ITエンジニア向けのテンプレートには、使用可能なプログラミング言語や開発環境を記述する欄があらかじめ用意されています。

どこまで無料で使えるか?

「完全無料」と書かれていても、一部の機能やテンプレートは有料という場合があります。「PDF出力は有料」「使えるテンプレートは1種類のみ」といった制限がないか、事前に確認しておくと安心です。

【超実践ガイド】セブン・ファミマ・ローソンで作成した職務経歴書を印刷する方法

スマホやパソコンで作成した職務経歴書(PDFファイル)は、コンビニのマルチコピー機を使えば簡単に印刷できます。ここではアプリを使った主要なコンビニでの印刷手順を簡単にご紹介します。

1. PDFファイルを準備する
作成ツールから、完成した職務経歴書をPDF形式でスマートフォンに保存します。

2. 各社のネットプリントサービスに登録する

セブン-イレブン

「かんたんnetprint」アプリ

ファミリーマート

ファミマネットワークプリント」アプリ

ローソン

「PrintSmash」アプリ(Wi-Fiで直接転送)または「ネットワークプリント」アプリ(事前登録)

PrintSmash

ネットワークプリント

これらのアプリをスマホにインストールし、印刷したいPDFファイルをアップロードします。

3. コンビニのマルチコピー機で操作する
お店のマルチコピー機で「プリントサービス」や「ネットワークプリント」といったメニューを選択し、アプリに表示された指示に従えば印刷ができます。

各コンビニ別のスマートフォン操作方法から詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています。

履歴書はコンビニ印刷でOK!スマホでのやり方を完全ガイド
履歴書はコンビニ印刷でOK!スマホでのやり方を完全ガイド
この記事では、コンビニでの履歴書印刷方法手順、失敗しないためのサイズや用紙の選び方、さらには見落としがちな個人情報保護の注意点まで、誰にでも分かるように丁寧に解説します。
https://riretsuku.jp/media/contents/convenience-store-print-resume/

「たくさんあって選べない…」を防ぐ思考のコツ

選択肢が多すぎると、かえって選べなくなってしまうことがあります。

そんな時は、「完璧な一つを探す」のではなく、「これは合わないな、というものを消していくと考えてみてください。

例えば、「会員登録はしたくないな」と思えば、それだけで選択肢はぐっと絞られます。少し気持ちを楽にして、まずは一つ試してみる、というくらいの感覚で始めてみましょう。

4.採用担当者に響く!職務経歴書の書き方【厚生労働省推奨の基本】

採用担当者に響く!職務経歴書の書き方【厚生労働省推奨の基本】

さて、使うツールが決まったら、いよいよ中身の作成です。どんなに優れたツールを使っても、内容が伴わなければ採用担当者の心には響きません。ここでは、あなたの価値を最大限に伝えるための書き方のポイントを解説します。

職務要約でキャリアを3行で伝える方法

職務経歴書の冒頭にある「職務要約」は、採用担当者が最初に目を通す、いわば「予告編」のようなものです。ここで興味を持ってもらえるかどうかが非常に重要です。3~5行程度で、これまでのキャリア、得意なスキル、そして最もアピールしたい実績を簡潔にまとめましょう

実績は「具体的な数字」で語る(STARメソッドの活用)

「売上に貢献しました」といった曖昧な表現では、あなたの本当の実績は伝わりません。「〇〇という課題に対し、売上120%達成を目標とし、〇〇という新しい手法を企画・実行した結果、売上を前年比15%向上させることができた」というように、具体的なエピソードを数字で示すことが説得力を生みます

この「STARメソッド」というフレームワークで経験を整理すると、誰が読んでも分かりやすい自己PRが作れます。

参考:indeed STAR メソッドを使って行動面接の質問に回答する方法

「アピールできる強みがない…」と感じる方へ。経験を価値に変える方法

「自分には特別な実績やスキルなんてない」と感じてしまう方は、決して少なくありません。これは、ご自身の能力が足りないのではなく、日々の業務経験を「強みとして言語化できていない」だけかもしれません。

特別なことでなくても構いません。「後輩の指導を任されていた」なら「新人育成能力」、「業務マニュアルを作成した」なら「業務標準化のスキル」というように、当たり前だと思っている仕事の中にこそ、あなたの「ポータブルスキル(持ち運び可能な能力)」が隠れています

一人で考えるのが難しい場合は、厚生労働省が提供する「ジョブ・カード」などのツールを使って、客観的にキャリアの棚卸しをしてみるのも良い方法です。

参考:厚生労働省 マイジョブ・カード

やってはいけないNG例と、公式文書から学ぶ信頼性のポイント

職務経歴書は、あなたという人材を企業にアピールするための重要なビジネス文書です。そのため、信頼性が何よりも大切になります。

ハローワークなどの公的機関が示すガイドラインでは、読みやすい文字サイズ(10.5~12ポイント程度)や、分かりやすく簡潔な表現が推奨されています。虚偽の経歴を記載することは絶対に避けるべきなのはもちろん、専門用語の多用や、誤字脱字も「仕事の正確性に欠ける」という印象を与えかねません。

提出前には、必ず声に出して読み返すなど、最終チェックを怠らないようにしましょう。

5.あなたの価値が伝わる職務経歴書を、未来へのパスポートに

今回は、無料の職務経歴書作成ツールと、それを使って採用担当者に響く書類を作成するためのポイントを解説しました。たくさんのツールがありますが、大切なのは「どのツールを使うか」よりも、「そのツールを使って何を伝えるか」です。

この記事でご紹介した選び方や書き方のポイントを参考に、ご自身の素晴らしい経験やスキルが詰まった、あなただけの職務経歴書を完成させてください。あなたの転職活動が、実りあるものになることを心から応援しています。

記事を書いた人
mitadera
三田寺真由子

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