履歴書を作成する際、「A4とB5、どちらのサイズを選べばよいのか?」と迷うことはありませんか。用紙のサイズ選びを間違えると、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまうのではないかと不安を感じる方も多いでしょう。
結論からお伝えすると、基本的にはどちらのサイズを選んでも問題ありません。しかし、自身の経歴のボリュームや一緒に提出する書類のサイズに合わせることで、採用側への配慮を示すことができます。本記事では、履歴書のサイズごとの特徴や、状況に応じた最適な選び方、そして印刷や封筒選びのマナーについて、客観的な事実に基づき解説します。
- 履歴書のサイズ選びが合否に与える影響と基本的な考え方
- 職歴の多さや提出書類に合わせた、最適なサイズの選び方
- 正しい印刷方法と、履歴書のサイズに合った封筒の選び方
1.履歴書のサイズは「A4」「B5」どちらでも基本は問題なし

履歴書の用紙サイズには法的な決まりや絶対的な正解はなく、市販されているA4サイズとB5サイズのどちらを使用しても原則として構いません。ここでは、サイズ選びにおける基本的な考え方と、選考において注意すべき唯一の例外事項について解説します。
用紙サイズの違いで合否に影響は出ない
履歴書のサイズは、主に「A4サイズ」と「B5サイズ」の2種類が市販されていますが、基本的にはどちらを選んでも選考の合否に直接的な影響はありません。
採用担当者が最も重視するのは、用紙の大きさではなく「記載されている内容」です。これまでの経験やスキル、応募先企業への熱意がしっかりと伝わる内容になっていれば、サイズの違いが不利に働くことはありません。
【最重要】企業からのサイズ指定がある場合は必ず従う
合否に影響しないのが基本とはいえ、企業側から事前に「履歴書はA4サイズで提出してください」などの指定がある場合は、必ずその指示に従うことが最優先です。
企業によっては、応募書類を特定のサイズのファイルで一括管理しているケースがあります。指定されたサイズと異なるものを提出してしまうと、「基本的な指示を守れない」というマイナスの評価につながる恐れがあるため、募集要項は事前によく確認することが大切です。
2.A4サイズとB5サイズの違い・それぞれの寸法

A4とB5では用紙の面積が異なるため、記入できる情報量や適切な文字のレイアウトが変わってきます。それぞれの具体的な寸法と特徴を把握し、自身の経歴を最も綺麗に見せることができるサイズを選ぶための前提知識を整理します。
A4サイズ(見開きA3)の特徴
A4サイズの履歴書は、見開きの状態で「A3サイズ(縦297mm×横420mm)」、二つ折りにした状態で「A4サイズ(縦297mm×横210mm)」となるものです。市販されている履歴書の中では最も大きく、記入できるスペースが広いのが特徴です。
自己PRや志望動機などをしっかり書き込みたい場合や、職歴が多くて欄が足りなくなりそうな場合に適しています。
B5サイズ(見開きB4)の特徴
B5サイズの履歴書は、見開きの状態で「B4サイズ(縦257mm×横364mm)」、二つ折りにした状態で「B5サイズ(縦257mm×横182mm)」となります。A4サイズよりも一回り小さく、記入欄もややコンパクトに作られています。
そのため、職歴がまだ少ない場合や、簡潔に要点をまとめて伝えたい場合に、余白が目立ちにくくなるというメリットがあります。
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3.履歴書のサイズ選びで生じる疑問と実務上の指針

実際に履歴書を作成し始めると、「自分の経歴ならどちらが良いのか」「一般的な主流はどちらか」といった具体的な疑問が生じやすいものです。ここでは、求職者が抱えやすい疑問に対して、人事労務管理の実務に基づいた客観的な指針を紹介します。
アピールポイントが多い場合はA4履歴書が有利
A4履歴書は、記入スペースが広いため、アピールポイントが多い場合に適しています。
特に、外資系企業やコンサルティング業界、企画・マーケティング職など、具体的な実績や論理的なプレゼンテーション能力が重視される企業や職種において有利に働く傾向があります。これまでのキャリアで培った専門スキルや、具体的なプロジェクトでの成果、マネジメント経験などを詳細に記載することで、採用担当者に強い印象を残すことができます。
余白を作らず充実した内容を記載できる方にとっては、効果的なアピールツールとなります。
職歴が少ない場合や簡潔に伝えるならB5履歴書がおすすめ
B5履歴書は、記入スペースがコンパクトであるため、簡潔に情報を伝えたい場面でよく使われます。
具体的には、新卒採用や第二新卒での就職活動、パート・アルバイトへの応募などで活用されることが多いです。また、これまでの転職回数が少ない方や、社会人経験が浅い方にとっても、無理に文章を引き伸ばすことなく、適度なボリュームで空欄の少ない綺麗な書類を作成できるというメリットがあります。
要点を絞ってシンプルに自身の経歴や志望動機を伝えたい場合には、効果的な選択肢と言えます。
現在のビジネスシーンで一般的な履歴書のサイズとは
市販されている用紙には様々な種類がありますが、現在のビジネスシーンにおける一般的な履歴書のサイズは、見開きでA3となるA4サイズが主流となりつつあります。これは、企業で扱われる企画書や報告書などの公的な文書がA4で統一されているためです。採用担当者が応募書類をコピーしたり、ファイルに綴じて管理したりする際も、他の書類と寸法が揃いやすく、取り扱いがスムーズになります。
ただし、従来からのB4(二つ折りでB5)サイズも依然として広く流通しており、決して非常識な規格というわけではありません。
転職活動において履歴書がB5だとだめなのか
用紙が小さいと不利になるのではないか、履歴書がB5だとだめなのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、決してそのようなことはありません。企業側から明確な用紙指定がない限り、使用した用紙の規格が原因で不採用になることは通常ありません。
重要なのは大きさではなく、そこに記載されている経験やスキル、熱意が企業の求める人物像と一致しているかどうかです。ご自身の経歴を最も魅力的に、かつ分かりやすく伝えられるレイアウトであれば、小さい方の用紙であっても全く問題はありません。
履歴書のサイズはA4・B5のどちらを選ぶべきか(結論)
結論として、履歴書をA4とB5のどちらで作成しても選考上不利になることはありません。迷った場合は、一緒に提出する職務経歴書がA4であればA4で揃えるなど、採用担当者が書類を管理しやすいよう配慮するのがおすすめです。
また、アピールしたい経歴の多さによって、充実して見えるものを選ぶという視点も大切です。最終的には、自分自身のキャリアや強みを最も自信を持って表現できるレイアウトを選ぶことが、転職活動を成功に導くポイントとなります。
証明写真の寸法に関する共通規格
用紙サイズに関わらず、写真サイズは共通!
40mm × 30mm
写真貼付
40×30
mm
A4履歴書
写真貼付
40×30
mm
B5履歴書

市販されているA4の履歴書や、一般的な履歴書サイズであるB5を購入する際、「そもそも履歴書は何サイズを選べばよいのか」「履歴書のサイズどれがいいのだろうか」と迷うケースは少なくありません。
さらに、用紙だけでなくA4の履歴書に貼付する写真のサイズについて疑問を持つ方も多くいます。
履歴書はA4でもいいのか、結局のところ履歴書のサイズは何がいいのかと不安を感じるかもしれませんが、用紙が大きくなっても証明写真の規格は通常「縦40mm×横30mm」で共通しています。したがって、A4やB5の履歴書のどちらを使うにしても、A4版履歴書とB5の履歴書の写真のサイズは同じ規格のものが使用できます。
4.厚生労働省推奨の履歴書テンプレート(A4・B5)の活用
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履歴書を作成する際は、厚生労働省が推奨する様式(テンプレート)を利用するのが現在最も標準的で安心な方法です。性別欄が任意記載になっているなど、最新の社会情勢に配慮されたフォーマットとなっています。
WordやPDF形式のデータを活用するメリット
インターネット上には、この厚生労働省推奨様式に準拠したA4サイズおよびB5サイズの履歴書テンプレートが、Word(ワード)形式やPDF形式で多数無料配布されています。
ご自身のパソコンやスマートフォンにダウンロードし、内容を入力してから出力することで、手書きの手間を省き、修正も簡単に行うことができます。応募先企業からの指定がない限り、これらのフォーマットを活用して効率的に書類作成を進めることを推奨します。
テンプレート印刷時の履歴書のサイズ設定と注意点
ダウンロードしたデータを利用する際も、最終的な履歴書のサイズはA4とB5のどちらかを選択することになります。パソコン上でデータを作成する際、文書作成ソフトでは、最初から出力したい履歴書のサイズ(見開きのA3またはB4)に合わせてページ設定を行っておくことが重要です。
入力完了後に用紙の規格を変更すると、レイアウトや改行位置が崩れてしまう可能性があるため、作業を始める前に設定を確認しておくとスムーズです。
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5.履歴書の印刷・提出に関するマナーと注意点

どれほど内容が優れた履歴書であっても、印刷の仕方が不適切であれば、採用担当者が書類を管理する際の負担となってしまいます。ここでは、相手への配慮を示すための基本的なビジネスマナーと、推奨される印刷方法について確認します。
自宅印刷でA4用紙2枚になってもよい?ホッチキスはNG?
自宅印刷で履歴書が2枚になる場合、
ホッチキス留めはNG!
採用担当者がコピーやファイリングをしやすいように配慮しましょう。
ホッチキスで留める 担当者が書類をスキャン・コピーする際に、針を外す手間がかかってしまいます。
ゼムクリップで留める 簡単に取り外せるゼムクリップで左上を留めるか、クリップなしでクリアファイルに入れます。
パソコンで作成した履歴書を自宅で印刷する場合、A3サイズでの印刷に対応していないプリンターも多いでしょう。その場合は、A4用紙2枚に分けて印刷しても問題ありません。ただし、2枚の用紙をホッチキスで留めるのは避けましょう。
採用担当者が書類をコピーしたりスキャンしたりする際に、針を外す手間がかかってしまいます。2枚に分かれる場合は、そのまま重ねて提出するか、ゼムクリップで軽く留める程度にしておくのが親切です。
コンビニのマルチコピー機で見開き1枚に印刷するのがおすすめ
見栄えの良さや採用担当者の扱いやすさを考慮すると、見開き1枚(A3サイズまたはB4サイズ)で印刷するのが最もおすすめです。自宅のプリンターで見開き印刷ができない場合は、コンビニエンスストアに設置されているマルチコピー機を活用しましょう。
USBメモリにPDFデータを入れて持ち込むか、スマートフォンからデータを送信できるネットワークプリントサービスを利用すれば、手軽に高品質な見開き印刷が可能です。
縮小印刷は避け、原寸大で出力する
パソコンでA4サイズ用として作成したデータは、必ずA4サイズ(見開きA3)の用紙に「原寸大(100%)」で出力するように設定してください。
印刷規格の確認と提出時のクリアファイル活用法
パソコンで作成したデータを自宅で出力する際、履歴書をB5で2枚に分けて出力してもよいのか、あるいはA4履歴書の印刷時にどのような設定にすべきか悩むケースがあります。2枚に分かれた書類を提出する際は、B5の履歴書をクリアファイルなどに挟むことで、折れ曲がりや紛失を防ぐ工夫が必要です。
なお、新卒の就職活動において大学指定の履歴書のサイズに悩んだり、市販品を使うなら履歴書のサイズは何がいいのかと迷ったりした場合は、各大学が独自に発行している指定フォーマットを利用するのが安全です。印刷規格として履歴書のサイズがB4と指定されている場合は、見開き状態を指しています。
最後に、郵送や持参の際は必ずA4の履歴書もクリアファイル等に挟んでから封筒に入れることで、書類を水濡れや汚れから守り、採用担当者に丁寧な印象を与えることができます。
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6.履歴書のサイズに合わせた正しい封筒の選び方
履歴書は折らずにクリアファイルへ!
封筒は定形外の「角形(かくがた)」を選ぼう
クリアファイル入り
| 履歴書 サイズ |
A4(見開きA3を二つ折り) |
|---|---|
| 推奨封筒 |
角形A4号(228 × 312mm) または 角形2号(240 × 332mm) |
クリアファイル入り
| 履歴書 サイズ |
B5(見開きB4を二つ折り) |
|---|---|
| 推奨封筒 |
角形3号(216 × 277mm) または 角形4号(197 × 267mm) |
履歴書を完成させた後は、持参・郵送に関わらず、用紙サイズに合った適切な封筒で提出することが求められます。ここでは、A4・B5それぞれの履歴書に適した封筒の規格(角形など)と、相手の手間を省くための正しい封入マナーを解説します。
A4履歴書には「角形A4号」か「角形2号」
履歴書を郵送する際や、手渡しするために持ち運ぶ際は、用紙サイズに合った封筒を選ぶことが重要です。
A4サイズ(見開きA3)の履歴書には、「角形A4号(角A4)」または「角形2号(角2)」の封筒を使用します。角形A4号はA4用紙がぴったり入るサイズで、角形2号は一回り大きく、クリアファイルに挟んでから入れる場合に適しています。
B5履歴書には「角形3号」か「角形4号」
B5サイズ(見開きB4)の履歴書には、「角形3号(角3)」または「角形4号(角4)」の封筒が適しています。角形4号はB5用紙がぴったり収まるサイズで、角形3号は少しゆとりがあるため、クリアファイルごと入れるのに便利です。
履歴書は三つ折りにせず、二つ折りのまま封入する
履歴書は三つ折りにせず、二つ折りのまま封入!
※市販の履歴書に付属している細長い封筒(長形)は使用を避けましょう。
見開き状態から
真ん中で二つ折りにする
折れや汚れを防ぐため
クリアファイルに挟む
表面(写真がある方)を
封筒の表側に向けて入れる
市販の履歴書には、長細い封筒(長形封筒)が付属していることがありますが、ビジネスシーンにおいて履歴書を小さく三つ折りや四つ折りにするのは避けるのが無難です。折り目が多いと、採用担当者が開いて読む際に手間がかかり、コピーも取りづらくなります。
履歴書は見開きの中央で一度だけ折った「二つ折り」の状態で、角形封筒に入れて提出するのが、相手への配慮が行き届いた正しいマナーです。
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こちらの記事では、履歴書を郵送する際に同封する送付状の書き方やマナーを、テンプレートと例文を交えて解説しています。封筒への入れ方とあわせて確認しておきましょう。
7.強みを表現できるレイアウト選びと採用側への配慮
履歴書のサイズ選びにおいて最も重要なのは、用紙の大きさそのものではなく、記載された経歴や志望動機が読み手に過不足なく伝わるかどうかです。
企業からの指定がない限り、A4サイズとB5サイズのどちらを選んでも選考に不利になることはありません。自身の経験のボリュームに合わせて、空白が目立たず充実して見えるレイアウトを選択することが基本となります。
また、記載内容だけでなく、書類の印刷方法や提出時の封筒選びも重要な要素です。原寸大での見開き印刷や、折り目を増やさない適切な規格の封筒の使用など、取り扱う相手の手間を省くマナーを徹底することで、ビジネスパーソンとしての基本的な配慮を示すことができます。
細部まで気を配った応募書類を準備することが、円滑な選考プロセスへと繋がります。